ミリ波対応スマホ、普及の印象なし
今年の日本グランプリは3日間で31万5000人が来場。3日間、ソフトバンク回線を使ってスマホやテザリングをしたが、実に快適であった。
特質すべきはグランドスタンドで、コースと座席の間に4つのミリ波基地局を設置。さらにピット上にあるTriple Band Massive MIMO(3.9GHz帯 100MHz幅、3.5GHz帯 40MHz幅、3.4GHz帯 40GHz幅)との組み合わせによって速度測定アプリでは2.9Gbpsをたたき出していた(どこまで当てにしていいかわからないので参考程度)。
あらためて「ミリ波ってすごい」と思うのだが、冷静になってみると「そりゃ、ユーザーもほとんどいないからね」と自ら突っ込みたくなってくる。
筆者の場合、ソニーのポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」を持参していった。このデバイスはミリ波に対応するだけでなく、いまミリ波と4G、どちらにつながっているか、電波はどの方向から受けているか、などを確認できるアプリが内蔵されている。確実にミリ波につながっていることを確認できるので、結構、便利なのだ。
また、普段、利用しているGalaxy Z Fold 7も持って行った。
ソフトバンクのラインナップを見てみると、ここ最近、ミリ波に対応しているデバイスを出しているのはソニー、サムスン、グーグルといった具合で、いずれも折りたたみやフラグシップなど一部モデルしかミリ波につながらない。
この数年、端末価格が高騰している中、ハイエンドのスマホが飛ぶように売れている感はなく、ミリ波対応のスマホが普及している印象はまるでない。
鈴鹿サーキットでどんなにミリ波の基地局を増やしても、ユーザーがいなければ「宝の持ち腐れ」になってしまうのだ。
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