アップルはiOS 27でSiriを大幅に刷新し、ChatGPTやClaudeのようなAIチャットボットに対抗する専用アプリとして提供できるようテストしているという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が3月24日に報じた。
Gurman記者によると、新しいSiriはChatGPTやClaudeと同じように、テキストと音声の両方で会話ができるチャットボット型のアシスタントになるという。
専用アプリには過去の会話をリストやグリッド形式で表示する機能があり、お気に入りの会話の保存、過去の会話の検索、新しい会話の開始などができるようになる。会話の見た目はiMessageのようなチャットバブル(吹き出し)形式で、新しい会話を始めるときはおすすめの質問が表示される仕組みだ。
なお、Gurman記者は以前、アップルはSiriの専用アプリを開発しない方針だと伝えていたが、計画が変更されたようだ。チャットボットではユーザーがテキストで何度もやり取りすることが多いため、専用の場所がないと使いにくいという判断があったとみられる。
新しいSiriはウェブ検索の結果をビジュアルで表示したり、要約を作成したり、アップロードした書類を読み取って分析したりと、現在のAIチャットボットが得意とする機能を備える予定だ。
従来どおりiPhoneのサイドボタンを押したり「Hey Siri」と呼びかけたりしてもSiriを起動できるが、現在のSpotlight検索の方は新しいSiriに置き換えられるという。
デザイン面では、ダイナミックアイランドにSiriを統合するテストも実施されている。Siriがリクエストを処理している間はダイナミックアイランドに光るSiriアイコンと「検索中」の表示が出て、処理が終わると半透明の大きなパネルに結果が表示される仕組みだそうだ。パネルを下に引くとそのまま会話を続けられるインターフェースが開くという。
さらに、他のアプリのメニューに「Siriに聞く」ボタンが追加される可能性もあり、アプリの内容をそのままSiriに送って質問できるようになるかもしれない。キーボードには「Siriで書く」オプションも追加され、文章作成支援ツールを呼び出せるようになる可能性もある。
もともとiOS 18で導入予定だったApple IntelligenceのSiri機能もiOS 27で登場する見込みで、ユーザーの個人データや状況を理解して回答したり、アプリをまたいだ操作をしたり、画面に表示されている内容を認識したりすることができるようになるという。アップルはこれらの機能を2026年末までに提供すると約束していた。
アップルの新しいSiriは、6月8日に開かれるWWDCの基調講演で発表される予定だ。
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