アップルが新たに発売したiPhone Airは、これまで同じポジションにいたiPhone 16 Plusと比較して約2倍の人気を獲得しているという。ネットワーク速度測定ツール「Speedtest」で知られるOoklaが3月23日に公開したレポートで明らかになった。
このレポートはSpeedtestアプリの利用データをもとに各モデルの使用割合を比較したものだ。
それによると2024年後半のiPhone 16シリーズの発売時期において、iPhone 16 Plusの使用割合は全体の3%未満にとどまっていた。これに対し、2026年の同時期におけるiPhone Airの使用割合は6.8%と、Plusのおよそ2倍に増えているという。
iPhone AirはiPhone 17シリーズの4モデルのなかで一番不人気だとされているが、それでもこれまでのiPhoneの「4番目のモデル」としては大きな成功になっているようだ。miniやPlusの販売不振を乗り越え、Airは一定の地位を獲得したと言えるかもしれない。
なお、iPhone 17 Pro Maxと通常のiPhone 17の使用割合は前年のiPhone 16シリーズとほぼ変わらなかったものの、iPhone 17 Proは前年の34.9%から30.6%に低下していることから、Airの増加分はProからの移行とみられている。
地域別に見ると、iPhone Airは米国以外でさらに高い人気を集めている。韓国では使用割合が11.2%に達したほか、日本、スウェーデン、シンガポールでも好調だったという。また、ライバルであるサムスンのGalaxy S25 Edgeと比較すると、米国内でAirの使用割合は3倍以上になっているとのことだ。
さらにこのレポートでは、iPhone Airに搭載されたアップル自社開発の5Gモデム「C1X」の性能も注目されている。C1Xの5Gダウンロード速度は、iPhone 17 Proシリーズに搭載されたクアルコム製モデムにほぼ匹敵するレベルに達しているという。ただし、アップロード速度ではまだクアルコム製に最大32%の差をつけられているとのことだ。
アップルは2019年にインテルのモデム部門を買収して以来、自社モデムの開発を進めてきた。初代C1モデムはiPhone 16eで初めて搭載され、今回のC1Xはその大幅な進化版となる。ダウンロード速度でクアルコムとほぼ同等の性能を実現したことは、アップルのモデム戦略にとって大きな節目になったと言えるだろう。
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