●「ちょっと開く」を組み込んだのが新しい
このワイヤーストリッパーがすごいのは、刃を「ちょっと開く」というギミックまで実現していること。そう、刃先を開くというテクニックを誰もが簡単に、確実にできるようにしてくれるのです。
どうやってこの動きを実現しているのか、よく観察してみましょう。閉じるところまでは普通のワイヤーストリッパーと変わりません。しかし、その後が違います。さらに握り込むと支点が接合部から先端に変わり、刃の隙間が開くようになっていました。
言葉で言われても分かりにくいですよね。この動きを見てください。
刃が少し開けば芯線に当たらず、引っ掛かるのは被覆部だけ。後は引き抜くだけで、傷つけることなく簡単に、そして確実にむくことができるわけです。
今のところ製品ラインアップは2サイズ。対応するケーブルによって異なり、導体の太さ規格のひとつとなるAWGでいうと、AWG36~22に対応する「PAW-23」、AWG30~18に対応する「PAW-24」になります。
サイズが分からないケーブルの被覆をむきたい場合は、少し大きめの穴から試します。いくらギミックがあっても、小さい穴で挟んでしまうと、芯線は傷ついてしまいますからね。
なお、被覆部分をよく観察すると、印刷してあることもあるので確認してみるといいでしょう。
「V-cutter」は、対応外となる太さのケーブルを扱う時のポジション。その名の通り円形ではなく、V字に刃がカットしてあり、かなり大きなサイズまでむくことができます。
ただし、どのくらい刃を閉じるかでサイズ調整をするため、慣れていないと芯線を傷つけるどころか、握りすぎてケーブルを切断してしまう、という失敗まであり得ます。あくまで、急に太いケーブルをむく必要が出た時の緊急用、と思った方がいいです。

この連載の記事
-
第122回
自作PC
紙の説明書や記念チケットが“ふにゃらない防水カード”に。 ラミネーター「400-LM004」を試した -
第121回
自作PC
細かい文字がキツい年頃。ライト付き電子ルーペ「400-LPE022」は正直アリだった -
第120回
自作PC
テープは応急処置。ケーブル補修は「はんだスリーブ」が本命 -
第119回
自作PC
ドリルペンって何!? 木も金属も削れる「ペン型ドリル」を実際に試してみた -
第118回
自作PC
カッターがブレない理由は、刃先ロック? 4枚分の刃を携えるマガジン式DEEN.Jカッターを試してみた -
第117回
自作PC
引っ越し前に見て!壁紙のはがれや穴を自分で直せる補修アイテムの実力【賃貸の原状回復に】 -
第116回
自作PC
机上ラボの完成! 3万円台で「測定・発生・観測」が全部できるオシロスコープを試した -
第115回
自作PC
ギーギー音が一瞬で消えた!ベタつかない潤滑スプレー「ドライファストルブ」を試す -
第114回
自作PC
騒音も振動もこれ1本!スマホ計測アプリが便利すぎる(無料版あり) -
第113回
自作PC
“変態スペック”な定規が想像以上だった - この連載の一覧へ
















