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みやさとけいすけの工具探検隊 第123回

被覆むきの悲劇、ついに解決!握るだけの理想的なワイヤーストリッパー

2026年03月16日 07時30分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●「ちょっと開く」を組み込んだのが新しい

 このワイヤーストリッパーがすごいのは、刃を「ちょっと開く」というギミックまで実現していること。そう、刃先を開くというテクニックを誰もが簡単に、確実にできるようにしてくれるのです。

 どうやってこの動きを実現しているのか、よく観察してみましょう。閉じるところまでは普通のワイヤーストリッパーと変わりません。しかし、その後が違います。さらに握り込むと支点が接合部から先端に変わり、刃の隙間が開くようになっていました。

 言葉で言われても分かりにくいですよね。この動きを見てください。

閉じた後、さらに握り込むことで少しだけ開きます

 刃が少し開けば芯線に当たらず、引っ掛かるのは被覆部だけ。後は引き抜くだけで、傷つけることなく簡単に、そして確実にむくことができるわけです。

 今のところ製品ラインアップは2サイズ。対応するケーブルによって異なり、導体の太さ規格のひとつとなるAWGでいうと、AWG36~22に対応する「PAW-23」、AWG30~18に対応する「PAW-24」になります。

対応するケーブルの太さ以外に違いはありません。価格も同じ

 サイズが分からないケーブルの被覆をむきたい場合は、少し大きめの穴から試します。いくらギミックがあっても、小さい穴で挟んでしまうと、芯線は傷ついてしまいますからね。

 なお、被覆部分をよく観察すると、印刷してあることもあるので確認してみるといいでしょう。

太さはケーブルに印刷してあったり、パッケージに書いてあったりします

換算表(エンジニア動画より)

 「V-cutter」は、対応外となる太さのケーブルを扱う時のポジション。その名の通り円形ではなく、V字に刃がカットしてあり、かなり大きなサイズまでむくことができます。

 ただし、どのくらい刃を閉じるかでサイズ調整をするため、慣れていないと芯線を傷つけるどころか、握りすぎてケーブルを切断してしまう、という失敗まであり得ます。あくまで、急に太いケーブルをむく必要が出た時の緊急用、と思った方がいいです。

V字にカットされた刃で、サイズ問わずにカットが可能

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