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地方DCやSIerが自社インフラを保有することなくクラウドサービスを販売可能

地方データセンターにクラウドを分散配置する「OCF」 IDCFとBBIXが事業者向けに提供

2026年02月19日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 データセンター/クラウド事業を展開するIDCフロンティアとIX(インターネットエクスチェンジ)事業を展開するBBIXは、2026年2月18日、BBIXのクラウド型ネットワークサービス「OCX」を活用して、地域データセンターにクラウド基盤を分散配置する「OCX Compute Fabric(OCF)」の提供を開始した。

OCFのロゴと提供イメージ

 首都圏や関西圏以外の地方企業では、物理距離による通信遅延やデータ主権といった課題から、メガクラウドへの移行が最適解ではないケースがある。OCFは、こうした企業をサポートする地域のデータセンター事業者や通信事業者、SIerが、自社でインフラ設備を保有することなくクラウドサービスを提供できるようにするもの。

 OCFでは、コンピュートやストレージ、ネットワーク、セキュリティを統合管理する「VMware Cloud Foundation(VCF)」を基盤とした、安定性と拡張性を両立したクラウドプラットフォームが提供される。そして、データセンター間を高速・閉域ネットワークでつなぐ「OCX」により、各地域のデータセンターにクラウドサービスを分散配置することができる。

 各地域の事業者やSIerは、OCFを自社の商材としてエンドユーザーへ再販できるほか、他の事業者が登録したOCFのリソースを相互利用することも可能だ。リソース調達から顧客契約の管理まで、さまざまな操作をOCFの管理画面で完結でき、スムーズな事業展開をサポートする。

OCFの管理画面

 サービス提供開始時点では、以下の企業がOCFを導入済み、もしくは導入予定だという。

アクトシステムズ / 石川コンピュータ・センター / オーイーシー / 大崎コンピュータエンヂニアリング / 鉄道情報システム(JRシステム) / トークネット / 北電情報システムサービス / 北陸通信ネットワーク / QTnet

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