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みやさとけいすけの工具探検隊 第118回

テープは応急処置。ケーブル補修は「はんだスリーブ」が本命

2026年02月16日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●挟んで加熱でキレイに仕上がる「圧着スリーブ」

 これに対し、シーンを選ばず接続できる「圧着スリーブ」は、ハンダを溶かす必要がありませんから、加熱は熱収縮チューブだけ。より簡単にキレイに仕上げやすくなっています。

 使用する工具は専用品とはいえ、「圧着工具」としては一般的なもの。ワイヤストリッパーと一体型になったものが、すでに工具箱に入っているという人も多そうです。

 気を付けたいのは、圧着用の工具には複数種類があること。今回のように熱収縮チューブや絶縁チューブに覆われた圧着スリーブを使う場合、チューブに傷をつけないことが重要です。裸圧着端子用のように、中央を四角く凹ませて圧着するタイプの工具だと、穴があいてしまう可能性があるので避けた方がいいでしょう。楕円に潰して圧着するものが使いやすいです。

いつの間にか工具箱に入っていた例。先端部分が圧着部で、楕円に潰せます

 今回試した圧着スリーブはB形と呼ばれるもので、導体を重ねて圧着するのではなく、片方ずつ双方で圧着するタイプ。ですので、圧着作業は片方ずつ行なえます。

 B形では導体が中央部分までしか入らないので、被覆を剥く長さは、圧着スリーブ金属部の半分+1mmくらいが目安。挿し込んで、ちょっとだけ導体がはみ出る、というのが理想です。

圧着スリーブの中央まで挿し込んでも、まだ少し導体が見えるこのくらいの長さが目安

 圧着作業そのものは簡単。圧着工具でスリーブを軽く挟み、そこにケーブルを挿し込んで、そのまま工具で圧着するだけです。これを双方で繰り返せばOK。最後にライターやヒートガンで加熱し、熱収縮チューブをフィットさせれば完了です。

ケーブルを挿し込んで圧着します。圧着が弱いと抜けてしまうので、しっかり握り込みましょう

最後に加熱して熱収縮チューブ縮めれば完了です。ライターの場合は焦がさないよう注意

 なお、圧着スリーブの径が大きかったり、圧着の力が弱かったりすると、ケーブルを軽く引っ張っただけで抜けてしまいます。こうした失敗がないよう、サイズ選びと圧着作業はしっかり行ないましょう。

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