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新色グレーが映える! ASRockの電源ユニット「SL-1200P」はUSB電力の安定供給とNTCセンサーで高負荷も安心

文●石川ひさよし 編集●北村/ASCII

提供: ASRock

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 ASRockが電源ユニットに参入したのが2024年末のこと。後発でありながらマザーボードでも人気のシリーズ展開、12V-2x6コネクターへのNTCセンサー搭載など先進的な設計を盛り込み、市場での影響力が増している。

 しかも、USB機器に電力を安定供給する「5Vブーストモード」や、負荷率40%未満時にファンの回転を停⽌する「iCOOLモード」など独自の機能が話題を呼び、着実に支持を拡大している。

 そして2026年1月、ASRockは電源ラインナップを拡大する。その第一弾として今回は「SL-1200P」を紹介しよう。SL=Steel Legendシリーズで80PLUS Gold認証モデルはすでに展開中、今回のモデルは末尾「P」のとおり80PLUS Platinum認証モデルだ。

 SteelLegendといえば、ユーザーから絶大な人気を得ている人気シリーズだ。最も要求の厳しいテストを通過した堅実な耐久性がウリで、ユーザーにとって一番必要な機能を中心に構築されている。

 その証拠にSteelLegendシリーズは「価格.comプロダクトアワード2025」のパソコンパーツ部門で電源ユニットとビデオカードが金賞を受賞している。また、昨年12月に大阪日本橋のPCパーツショップ各店で売れ筋のAMD系PCパーツを調べたときも、3店舗でSteelLegendシリーズのビデオカードをスタッフが推している。

ブラックでもホワイトでもない「グレー」で登場

 Steel Legendシリーズの80PLUS Platinum認証モデルは、1200W、1000W、850Wの3モデルを展開する。今回レビューする「SL-1200P」は1200Wだ。

 カラーが特徴的で、メインカラーはメタリックグレー、ケーブルはグレーとなっている。Steel Legendシリーズの80PLUS Gold認証モデルはブラックまたはホワイトだったので、ここにきて新たなカラー展開となる。

ASRockの1200W電源ユニット「SL-1200P」。2月13日発売予定で予価は3万7800円

 電源本体もケーブルも隠しがちな現代だが、チラッとでも見えるPCケースなら見栄えのする電源のほうがいい。同じSteel Legendシリーズのマザーボードと組み合わせてもいいし、現行カラーならLiveMixerやRockシリーズとも相性がいいだろう。

「ケーブルを見せる」PC構成でもグレーのケーブルが映える

ハイエンドGPUユーザー必見! Platinum認証になったSteel Legend

 次は性能について見ていこう。SL-Pは80PLUS Platinum、Cybenetics ETA Platinum、Cybenetics LAMBDA Aといった認証を取得している。80PLUSとETAについては変換効率の認証だ。そもそも昨年リリースされたSteel Legendは80PLUS Gold認証モデルなので、SL-Pはより優れた変換効率を実現するモデルになる。

SL-1200Pは、優れた変換効率であることを証明する80PLUSとCybenetics ETAの両方でPlatinum認証を取得している

 電源を語るうえで外せないのが変換効率だが、基本的に変換効率が高い=電力のムダが少ない≒省電力だ。年単位で見れば少し電気代が安くなるかもしれない。ただどちらかと言えば重要なのは熱だ。変換ロスは熱に変換されるが、熱はPCにとって良いものではない。

 切りのいい1000Wで例えると、変換効率80%なら200Wが熱に、変換効率90%なら100Wが熱になる。電気式ヒーターと同じでW数が高いほうが温まる。また、変換効率90%として、500Wと1000Wならロスも50Wと100W。つまり、消費電力が大きなPCほど変換効率の高い電源を組み合わせたい。

80PLUSの認証条件
↓グレード/負荷率→ 10% 20% 50% 100%
TITANIUM 90% 92%
(PFC≧0.95)
94% 90%
PLATINUM 90% 92%
(PFC≧0.95)
89%
GOLD 87% 90%
(PFC≧0.95)
87%
SILVER 85% 88%
(PFC≧0.95)
85%
BRONZE 82% 85%
(PFC≧0.95)
82%
STANDARD 80% 80% 80%
(PFC≧0.90)
Cybenetics ETAの認証条件
  変換効率 力率 5VSB変換効率 スタンバイ電力
DIAMOND ≧93% ≧0.985 >79% <0.10W
TITANIUM ≧91% & <93% ≧0.980 >77% <0.13W
PLATINUM ≧89% & <91% ≧0.975 >76% <0.16W
GOLD ≧87% & <89% ≧0.970 >75% <0.19W
SILVER ≧85% & <87% ≧0.960 >73% <0.22W
BRONZE ≧82% & <85% ≧0.950 >71% <0.25W

 なお、発熱を抑えることは電源やPCの寿命や動作音でメリットがある。まず電子部品の寿命は温度による。運用環境の温度の積算で寿命が短くなっていくイメージだ。不必要な発熱は抑えられるにこしたことはない。もちろんファンによって強制排気することは可能だが、そうなると動作音が大きくなる。

 電源内部の発熱量が小さいほどファンの回転数を絞ることができ、さらに無視できるレベルになればファンの回転を停止することも可能になる。SL-Pシリーズでは背面にあるスイッチをONにすることで負荷率40%未満時にファンの回転を停止する「iCOOLモード」が利用可能だ。

写真右にあるスイッチをONにすると、負荷率40%未満の時にファンの回転を停止する

 そして電源の動作音に関する認証がLAMBDAだ。これのA認証は20dBA以上25dBA未満といった基準。最近の高性能電源はA認証もめずらしくはないが、A認証電源はきわめて静かと言える。そもそも一般で入手可能な騒音計では30dBA未満は計測できない。そうでなくともアイドル時でもCPUクーラーが、高負荷時ではGPUクーラーの動作音のほうが大きいため、電源の動作音を正確に測るのは難しい。

Cybenetics LAMBDAの認証条件
  デシベル
A++ <15dBA
A+ ≧15dBA & <20dBA
A ≧20dBA & <25dBA
A- ≧25dBA & <30dBA
STANDARD++ ≧30dBA & <35dBA
STANDARD+ ≧35dBA & <40dBA
STANDARD ≧40dBA& <45dBA

 なお、iCOOL自体は「インテリジェント ファン コントロール モード」であり、ファン回転数制御そのものだ。iCOOLスイッチで制御するのはあくまでもファン回転の停止機能である。製品サイトに掲載されているiCOOLによるファンカーブを見ると、約90%の負荷率で30dBAを超え、100%時で34dBAといったあたりだろうか。一般的にPCが動作していると感じるのが35dBAあたりで、うるさいと感じはじめるのが40dBAあたりだ。SL-1200Pがうるさいと感じることはまずないだろう。

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