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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第1100回

なぜ冷やした?「飲む麻婆豆腐」にSNS騒然。ローソン的には大真面目だってさ

2026年01月14日 16時30分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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麻婆豆腐、あなたはもう飲みました?

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。

 ローソンが1月13日より発売したチルド飲料「飲む麻婆豆腐」が、ネットやSNS上で話題を集めています。

 チルドカップにおさまった“飲料”タイプの商品で、その名のとおり「飲む」麻婆豆腐。冷やして飲む仕様という、なかなか攻めた一品。内容量は180ml、価格は298円です。

 リリースによると、「本格的な麻婆豆腐の辛味と、花椒のしびれが楽しめる」飲料としています。

ローソンで「飲む麻婆豆腐」が爆誕

ローソンで発売中

 記者ナベコは、発売にあわせて開催されたローソンの商品説明会に参加してきました。先に結論から言ってしまうと、「飲む麻婆豆腐」はローソンとしては大真面目に開発した商品です!

 ローソンでは近年、「飲む○○シリーズ」に力を入れており、2019年の「飲むソフトクリーム」を皮切りに、これまで約30種類の“飲む○○”を展開してきました。2024年に登場した「飲むマヨ」も、記憶に新しいのではないでしょうか。

 この時期に発売する狙いとして、冬場はカップタイプのチルド飲料の購買が落ちやすく、売り場の起爆剤として投入する意図もあるそうです。

 今回の「飲む麻婆豆腐」は、ローソンの商品担当者によると、「麻婆豆腐を飲んでみたらおいしいのでは?」という発想から生まれた、いわばジャストアイデアの商品。簡単な試作を作って冷たいまま試飲したところ、意外にもおいしかったため、そのまま商品化が進んだといいます。

 原材料には、絹ごし豆腐や大豆ミートのほか、ハバネロ唐辛子粉末、花椒粉末を使用。大豆ミートを使用した理由としては「冷製商品でひき肉の質感を出すためには、大豆ミートのほうが再現性がよかった」といった質へのこだわりがあります。

付属のストローで飲む仕様。なおストローは、ローソンのタピオカ飲料に使用されているものと同タイプだそうです。

飲んでみた

 記者も実際にズズズッと吸ってみました。飲む麻婆豆腐なので、当然ながら、しょっぱい味が飛び込んできます。

 また、ゴロゴロとした食感のひき肉(大豆ミート)が、意外にもたっぷり口に入ってきます。

 さらに、にゅるっと柔らかい食感……ほほぉ、これが豆腐ですね。

 そして、思った以上に辛さはしっかり。ピリッとした辛さと、しびれ系の辛さの両方がきいています。家庭の麻婆豆腐というより、四川風麻婆豆腐を意識した味わいであることが、はっきり伝わってきます。

………………

・・・・・・

 「これ、温めたらおいしいのでは?」――そんな感想が生まれてきました。そう、冷たいスープをストローで飲むことに、どうしても違和感があるのです。

温めてみたらおいしくいただけた

 というわけで、電子レンジで温めてみました。ローソンの担当者も、「カップは耐熱仕様ではないが、温めてもおいしく召し上がっていただける」と話していたので、みなさんも温める際は、必ず容器を移しましょう。

豆腐たっぷり

 温かくすると、冷たい時に感じた塩味のとがりがやわらぎ、“麻婆豆腐スープ”として落ち着いて味わえる印象に変化します。

 ここで気づいたのは、そもそも麻婆豆腐は汁物ではない、という当たり前の事実。粘度があまりない状態でスープとして再現すると、どうしても味の表現が強くなります。冷たい状態では、それがより顕著に感じられたのでしょう。


ひき肉もゴロッと入っています。花椒も見えますね

飲む側がついていけないだけのかもしれない

 うーん……。

 ネット上では、「飲みづらい」「違和感がある」といった声も見られます。それもそのはず。ローソン的には大真面目な商品かもしれませんが、いち飲む側としては、やっぱり麻婆豆腐は温かくいただきたい!

1本(180g)63kcal

 ただ、結局は慣れの問題かもしれません。塩気がしっかりあるので、冷製スープとしておにぎりと一緒に購入し、食事全体でバランスをとるのがよさそうです。単体で「飲む」と、けっこうびっくりしてしまうでしょうね。

 話題性は抜群。好き嫌いは分かれそうですが、「チルド飲料の新しい楽しみ方を提案したい」という挑戦作であることは、認めてもいいでしょう。

今年1月6日には「飲む杏仁豆腐」が登場。こういうのはいいですよね!

※記事中の価格は税込み

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