世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
「ステーキとバターを食べよ」米国の新食事ガイドラインが波紋
ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官が発表した米国の新食事ガイドラインが波紋を呼んでいる。ステーキやバター、牛脂といった飽和脂肪の多い食品を推奨し、1990年代のフードピラミッドを復活させた。不透明な策定プロセスにも批判の声が上がっている。
まず筋肉増強、勃起不全・薄毛も——「長寿」治療謳う企業が試験
米国のバイオスタートアップ企業が今月、少数のボランティアを対象とした「長寿治療」の実験をホンジュラスで実施する。安全性を懸念する専門家の声もあるが、同社は意に介さない。
20年間、独裁国家を追った研究者は今、米国を監視している
シチズン・ラボ所長ロナルド・ダイバートは2001年以来、中国のスパイネットワークの存在や、暗殺されたジャーナリスト周辺のスマホのハッキングなど、世界の権威主義の行動を監視してきた。しかし今、「かつて民主主義のベンチマークだった米国が、今や監視の対象」だと彼は言う。
空気から水を作る技術—— ノーベル賞化学者の夢、 幼少期の水汲み体験が原点
「人々に水の自立をもたらす」——2025年に金属有機構造体(MOF)の研究でノーベル化学賞を受賞したオマール・ヤギ(カリフォルニア大学バークレー校教授)の夢は、幼少期の水汲み体験が原点だ。自らスタートアップ企業を創業し、地球上のどこでも、エネルギー供給源に接続することなくクリーンで新鮮な飲用水を作り出せる装置の開発に取り組む。
サム・アルトマンも認めた 「AIバブル」のゆくえ 最後にババを引くのは?
「私たちはAIバブルの真っただ中にいる」——オープンAIのサム・アルトマンCEOをはじめ、現在がAIバブルの中にいるという点で業界の見方は一致している。ただ、そのバブルがどのような正体なのか、それが弾けたときに何が起きるのか、という点では一致していない。最後に損失を負うのは誰か。
どうなる2026年のAI、 本誌が予測する5大トレンド
2026年の人工知能(AI)関連の動きを、MITテクノロジーレビューの執筆陣が大胆予測。中国製LLMの採用、LLMによる未解決問題の解決など、注目すべき5つのトレンドを紹介する。
開発現場の日常になった AIコーディング、 生産性向上は本物か?
AIコーディングツールは開発者の65%が使う日常的な存在になった。しかし研究では開発者が「20%速くなった」と感じても実際は19%遅くなっていたことが明らかになるなど、生産性向上の実態は不透明だ。技術的負債、セキュリティリスク、若手雇用減という課題も浮上する現状を取材した。
未来の職種:セレブたちの不死の夢を叶える「頭部移植外科医」
イタリアの脳神経外科医セルジオ・カナベーロは、人の頭部(少なくとも脳)を新しい身体に移植することで生命を延長するという夢を抱いている。ホラ話扱いされながらも、不死を望む億万長者たちに資金提供を呼び掛けている。

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