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ZEFT R60YQをレビュー

Ryzen&RTX 5060 Tiで22万円切りは高コスパ!ゲーミングPCデビューにぴったりな省スペースモデル

2025年12月06日 17時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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AMD B850マザーでWi-Fi/Bluetoothもサポート

 マザーボードはASRockのAMD B850チップセットを搭載した「B850M-X WiFi R2.0」を採用。Micro-ATXモデルで、PCIe 5.0に対応したM.2スロットと、PCIe 4.0に対応したM.2スロットを1基ずつ装備する。LEDはすべて専用ツールから一括制御できる。

ZEFT R60YQ

CPUクーラーやPCケースのファンのLEDは、マザーボードの設定ツールである「ASRock Polychrome SYNC」から一括制御できる

 また、2.5GbEに対応した有線LANと、Wi-Fi 6Eに対応した無線LANも使え、ネットワーク関連も充実。そのほか、Realtekの「ALC897オーディオコーデック」を中核とするサウンド回路を実装しており、サウンドアプリケーションの「Nahimic」を組み合わせることで、バーチャルサラウンドなど多くの機能が使える。

ZEFT R60YQ

Wi-Fi 6Eに対応した無線LANと、Bluetooth 5.2をサポート

ZEFT R60YQ

アンテナはこのように引き延ばせるタイプなので、電波状況の良いところに設置できる

 システムメモリーはCrucial製のDDR5-5600の16GBモジュールを1枚搭載。ストレージは1TB M.2 SSD(PCIe 4.0)だが、試用機ではWestern Digitalの「WD_BLACK SN770」の1TBモデルを採用していた。なお、標準構成メニューではその後継にあたる「WD_BLACK SN7100」になっていた(2025年12月5日時点)。

ZEFT R60YQ

CrystalDiskInfo(Version 9.7.2)の実行結果

 屋台骨ともいえる電源ユニットは、80 PLUS BRONZE認証を取得した定格出力650Wのモデル。+12V出力は54.16A確保されており、Ryzen 7 7700とRTX 5060 Tiの組み合わせであれば十分だろう。

ZEFT R60YQ

試用機の電源ユニットはCOUGARの「ATLAS 650」だった

ゲーミングPCデビューにオススメの1台、コスパは申し分なし

 ZEFT R60YQはCPUにRyzen 7 7700を、GPUにRTX 5060 Tiを採用し、バランスのいいモデルといった印象が強い。絶対性能こそハイエンドには及ばないものの、これからPCゲームをはじめたい人にとっては十分な仕様だ。

 そして、コスパはかなりいい。メモリーが夏の3倍以上も高騰してる今、22万円切りで購入できる点は企業努力のたまものだろう。ストレージもじわじわと値上がりしているので、かなり良心的といえる。

 次回はそんなZEFT R60YQのゲームパフォーマンスを検証する。興味をひかれた人はぜひそちらもあわせてご覧いただきたい。

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