ZEFT Z55YCをレビュー
光らないゲーミングPCはお好きですか?使いやすさと性能を重視するならRyzen&RTX 5080なこの1台
2025年11月20日 10時00分更新
ビデオカードはGeForce RTX 5080が標準
基本構成のビデオカードはGeForce RTX 5080搭載モデルだが、試用機ではマザーボードと同じくGIGABYTE製の「GeForce RTX 5080 WINDFORCE OC SFF 16G」を装着していた。このカードはブーストクロックが2670MHzと、リファレンスから53MHz引き上げられたクロックアップモデル。
「WINDFORCEクーリングシステム」と呼ばれる3基のファンから成るオリジナルクーラーを搭載し、それらのファンはブレード上に3本の線状の突起物が設けられたユニークな形状をしている。GIGABYTEによると、その形状により最大53.6%の風圧増加と最大12.5%の風量増加を実現しているとのこと。また、中央の1基のみ回転の向きが逆のオルタネートスピニング仕様である点も押さえておきたい。
システムメモリーはDDR5-5600の16GBモジュールを2枚搭載し、総容量は32GB。また、SSDにはWestern Digitalの「WD BLACK SN770シリーズ」の1TBモデルを装備。どちらも速度・容量ともにゲーミング向けでは十分といっていいだろう。
価格は基本構成で48万8180円、“光らせない”質実剛健な仕様
ZEFT Z55YCの価格は基本構成で48万8180円と、ハイエンドな仕様なのでかなり高価だ。ただし、PCケースファンをはじめ、ほかのデバイスはすべてLEDが搭載されておらず、ゲーミング向けモデルとしての派手さはない。そのため、きらびやかなイルミネーションを光らせたいという人には少々物足りないかもしれない。
しかし、その一方でそういった派手さを苦手とする人も少なくない。そんな人にとってはこのZEFT Z55YCは興味を惹かれる存在ではないだろうか。次回はZEFT Z55YCのゲームパフォーマンスを検証するので、そちらもあわせてぜひご覧いただきたい。






