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ZEFT Z55YCをレビュー

光らないゲーミングPCはお好きですか?使いやすさと性能を重視するならRyzen&RTX 5080なこの1台

2025年11月20日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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CPUはRyzen 7 9700X、PCケースは真っ黒なP20Cを採用

 CPUはマザーボードのSocket AM5に合わせる形でAMDの「Ryzen 7 9700X」を採用する。Zen 5世代の8コア/16スレッドCPUで、最大ブーストクロックは5.5GHz、L3キャッシュは32MB。ゲーミング用途で高い性能が期待できる。また、BTOでは+1万9800円で人気の「Ryzen 7 9800X3D」に変更可能。ゲーミング性能を突き詰めたい人にはオススメだ。

ZEFT Z55YC

CPU-Z(Version 2.16.0)の実行結果

ZEFT Z55YC

1万9800円の追加費用が必要になるが、BTOではCPUをRyzen 7 9800X3Dに変更できる。また、Ryzen 7 7800X3Dなども用意しており、コストを抑えるカスタムも可能

 また、Ryzen 7 9700XはTDPが65Wに収まっており、ZEFT Z55YCではCPUクーラーに空冷タイプのDeepCool製「AK400」を装着。AK400はサイドフロータイプながら、最大220WのTDPに対応できる。Ryzen 7 9700Xであれば十分に足りる。

 AK400の高さは155mmと、AMDのリテールクーラーと比べると大きい。しかしながら、PCケースの内部空間は広いため、CPUまわりはあまり窮屈さを感じず、エアフローもしっかりと確保していた。

ZEFT Z55YC

CPUクーラーは空冷タイプのDeepCool製AK400を搭載

ZEFT Z55YC

ケーブルはきっちり裏配線で、エアフローを意識している

 そのPCケースは、Antecのミドルタワー型である「P20C」。その外観は黒色だが、サイズは220(W)×469(D)×490(H)mmで、あまり大き過ぎず机の上に置いても圧迫感はあまりなかった。左側面のサイドパネルは強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。その内部も黒色なので、全体的に調和がとれていると感じた。

 P20Cは最大9個の120mm角ファンを搭載できる設計で、ZEFT Z55YCでは前面に120mm角ファンを3基装備。つまり、前面から背面へと空気が流れる構造になっているわけだ。また、P20Cでは前面パネルもしくは天面パネルに360mmサイズのラジエーターを設置できるので、BTOで簡易水冷クーラーに変更できる点もいい。

ZEFT Z55YC

前面パネルは網目状で吸気孔となっている。天面パネルのメッシュも簡単に取り外せ、メンテナンス性も優れている

ZEFT Z55YC

前面パネルを取り外すと防塵フィルターが姿を現す。この防塵フィルターは簡単に外せるので掃除がしやすい

ZEFT Z55YC

前面パネルの内側には120mm角ファンを3基搭載

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