ZEFT Z57CMをレビュー
ゲーミングPCの新たな選択肢は「銀色」、MasterFrame 600 Silverを軸にした“品の良さ”にやられる
2025年10月25日 11時00分更新
Core Ultra 7 265KF&RTX 5070 Tiで高性能
ZEFT Z57CMの標準構成では、CPUが「Core Ultra 7 265KF」、ビデオカードは「GeForce RTX 5070 Ti」(以下、RTX 5070 Ti)搭載モデルを採用。Core Ultra 7 265KFはP-coreが8基、E-coreが12基の20コア/20スレッドのCPUで、最大動作クロックは5.5GHzを誇る。ゲーミングPCとしては申し分ない仕様といえる。
CPUの冷却には、NZXTの簡易水冷クーラーである「Kraken Plus 360 RGB」を採用。PCケースの内部と同じく白色モデルで、この統一感にはこだわりを感じた。ラジエーターは360mmサイズでトップパネルに装着。また、ラジエーターにはLEDを備えた120mmファンを3基搭載し、トップパネルから排気する構造だ。
さらに、CPUヘッドには解像度が240×240ドットの1.54型LCDを備え、そこにCPUなどのステータスやお気に入りの画像を表示できる。なお、LEDの制御やLCDの表示内容は、設定ツールである「NZXT CAM」を使用する。
ビデオカードはGALAXのRTX 5070 Ti搭載モデル「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP2」で、こちらもカラーは白色。このカードはブーストクロックが2497MHzと、リファレンスの仕様から45MHz引き上げられたファクトリーオーバークロックモデルとなる。
GPUクーラーは「WINGS 3.0」と呼ばれるオリジナルファンを搭載し、GALAXによるとこのファンは従来モデルに比べて、空気圧が15%上昇しているほか、動作音は5%抑えられているという。また、カードステイでしっかりとPCケースに固定している点も見逃せない。
CPUクーラーとビデオカードが白色であれば、当然マザーボードもということで、ZEFT Z57CMではインテルB860チップセットを搭載したASRockの「B860 Steel Legend WiFi」を採用。電源回路はDr.MOSを採用した14+1+1+1フェーズ構成の豪華な作りで、PCI Express(以下、PCIe)5.0に対応した「BLAZING M.2スロット」は、「M.2ボトム ヒートシンク」を採用し、M.2 SSDをヒートシンクで挟み込む構造で冷却性能を高め、サーマルスロットリングの心配もない。






