世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
チャットGPTに 深刻なカースト差別、 「犬」画像生成も
オープンAIのChatGPT(チャットGPT)やSora(ソラ)に、深刻なカースト・バイアスが存在することが調査で明らかになった。GPT-5は「聡明な男性はバラモン」など固定観念に基づく回答を76%で選択し、Soraは「ダリットの人々」のプロンプトで犬の画像を生成。オープンAIが「第2の巨大市場」と呼ぶインドで、差別的価値観の固定化が懸念される。
気候テック10:中国独占に対抗、レアアース再生のサイクリック
レアアースに対する需要が高まる一方で、レアアースのサプライチェーンは中国の支配下にあり、供給は不安定な状況にある。サイクリック・マテリアルズは使用済み機器からレアアースを回収・リサイクルする施設を展開することで、この状況を変える。
地上から系外惑星を撮る——若手天文学者、10年越しの挑戦
地球上の大気の乱れは、地上観測で新しい太陽系外惑星を検出することを困難にしている。天文学者レベッカ・ジェンセン・クレムは、望遠鏡の鏡を星のまたたきよりも速く微調整することで、地上の天文台から太陽系外惑星を発見する方法を研究している。
ビル・ゲイツ特別寄稿: それでも気候変動対策に 私が投資し続ける理由
パリ協定の目標達成は困難だが、むしろ楽観的になれる理由がある——。こう主張するビル・ゲイツ氏に、なぜ気候テックへの投資が必要なのか、どの分野に投資すれば効果的なのか、氏が提唱する「グリーン・プレミアム」という指標を使って解説してもらった。
気候テック10:インドのEV化は二輪車から、アザー・エナジーの挑戦
インドの電動スクーターメーカーであるアザー・エナジーは、ソフトウェアスタックからハードウェアまで、ほぼすべてを社内で設計・開発している。高級車種で売り上げを立てる一方で、より安価なリン酸鉄リチウムバッテリーへの移行も始めている。
気候テック10:電池リサイクルのレッドウッド、分散型電源に商機
米国最大級のバッテリー・リサイクル企業である、、レッドウッド・マテリアルズは、電気自動車(EV)の使用済みバッテリーをデータセンターの電源として活用している。
藤木庄五郎:経済の力でネイチャーポジティブ時代を動かす起業家
バイオームの創業者でCEOの藤木庄五郎は、市民参加型で収集した生物データを基盤に、企業や自治体向けのビジネスを展開。ネイチャーポジティブという世界的潮流を追い風に、国内から海外へと生物多様性保全の事業化を広げている。
気候テック10:AIで安定供給、次世代風力タービンのエンビジョン
風力タービン・メーカーのエンビジョンは、複数の風力発電所を強調ネットワークとして扱い、AIで制御することで、電力の大規模な安定供給を実現。さらに、グリーン水素にも多額の投資をすることで、重工業分野における脱炭素化を支援している。

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