このページの本文へ

先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第353回

チャットGPTに深刻なカースト差別/ビル・ゲイツが気候に投資し続ける理由

2025年10月20日 09時00分更新

文● MITテクノロジーレビュー編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。

チャットGPTに 深刻なカースト差別、 「犬」画像生成も

オープンAIのChatGPT(チャットGPT)やSora(ソラ)に、深刻なカースト・バイアスが存在することが調査で明らかになった。GPT-5は「聡明な男性はバラモン」など固定観念に基づく回答を76%で選択し、Soraは「ダリットの人々」のプロンプトで犬の画像を生成。オープンAIが「第2の巨大市場」と呼ぶインドで、差別的価値観の固定化が懸念される。

≫ 続きはこちら

気候テック10:中国独占に対抗、レアアース再生のサイクリック

レアアースに対する需要が高まる一方で、レアアースのサプライチェーンは中国の支配下にあり、供給は不安定な状況にある。サイクリック・マテリアルズは使用済み機器からレアアースを回収・リサイクルする施設を展開することで、この状況を変える。

≫ 続きはこちら

地上から系外惑星を撮る——若手天文学者、10年越しの挑戦

地球上の大気の乱れは、地上観測で新しい太陽系外惑星を検出することを困難にしている。天文学者レベッカ・ジェンセン・クレムは、望遠鏡の鏡を星のまたたきよりも速く微調整することで、地上の天文台から太陽系外惑星を発見する方法を研究している。

≫ 続きはこちら

ビル・ゲイツ特別寄稿: それでも気候変動対策に 私が投資し続ける理由

パリ協定の目標達成は困難だが、むしろ楽観的になれる理由がある——。こう主張するビル・ゲイツ氏に、なぜ気候テックへの投資が必要なのか、どの分野に投資すれば効果的なのか、氏が提唱する「グリーン・プレミアム」という指標を使って解説してもらった。

≫ 続きはこちら

気候テック10:インドのEV化は二輪車から、アザー・エナジーの挑戦

インドの電動スクーターメーカーであるアザー・エナジーは、ソフトウェアスタックからハードウェアまで、ほぼすべてを社内で設計・開発している。高級車種で売り上げを立てる一方で、より安価なリン酸鉄リチウムバッテリーへの移行も始めている。

≫ 続きはこちら

気候テック10:電池リサイクルのレッドウッド、分散型電源に商機

米国最大級のバッテリー・リサイクル企業である、、レッドウッド・マテリアルズは、電気自動車(EV)の使用済みバッテリーをデータセンターの電源として活用している。

≫ 続きはこちら

藤木庄五郎:経済の力でネイチャーポジティブ時代を動かす起業家

バイオームの創業者でCEOの藤木庄五郎は、市民参加型で収集した生物データを基盤に、企業や自治体向けのビジネスを展開。ネイチャーポジティブという世界的潮流を追い風に、国内から海外へと生物多様性保全の事業化を広げている。

≫ 続きはこちら

気候テック10:AIで安定供給、次世代風力タービンのエンビジョン

風力タービン・メーカーのエンビジョンは、複数の風力発電所を強調ネットワークとして扱い、AIで制御することで、電力の大規模な安定供給を実現。さらに、グリーン水素にも多額の投資をすることで、重工業分野における脱炭素化を支援している。

≫ 続きはこちら

MITテクノロジーレビューからのお知らせ

eムック最新刊「生殖医療と倫理 変容する『生命の始まり』」

30年間凍結された胚から生まれた「最高齢の赤ちゃん」、3人の遺伝子を持つ子どもの誕生、人工子宮での胎児発育――。生命誕生の瞬間が今、技術革新によって大きく変わろうとしている。体外受精(IVF)に代表される生殖技術は、生殖・出産の可能性を広げ、多くの人に希望をもたらす。しかし、それは同時に「ヒトとは何か」「親とは誰か」「生命はいつ始まるのか」といった根源的な問いを私たちに突きつけている。生殖医療の最前線で何が起きているのか、そして人類はどこへ向かうのか。新しい生命創造の現場を検証する。

≫ 詳細はこちら

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所

MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ