Micro ATXマザー選びは慎重に!
マザーボードは、AMD最新チップセットの「AMD 850」を採用するMSI「PRO B850M-A WIFI」だ。
最大のポイントは、Micro ATX対応コンパクトPCケースと組み合わせた際のビデオカード向けPCI Express 5.0×16スロットの位置になる。1段目にスロットがないと、3スロット占有ビデオカードの場合、最下段に位置してしまい、ビデオカードのエアフローがかなり悪くなる。その点、「PRO B850M-A WIFI」のビデオカードスロットは1段目なので不安なしだ。
そのうえ、PCIe5.0×4対応M.2拡張スロットや、最新ネットワークのWi-Fi 7、5ギガビットLANの搭載と、スペックに不足はない。
CPUクーラーは、空冷で120mmファン搭載サイドフローCPUクーラーのCPS「RT400 BK」を組み合わせている。Ryzen 7 7800X3DのTDPは120Wになるが、CPUコア温度は控えめとのことで、比較的コンパクトなヒートシンクを採用するRT400でも問題ない。
DDR5メモリーは、Crucialのオーバークロックモデル「DDR5 Pro」シリーズのDDR5-6000駆動品を組み合わせている。AMD Ryzen環境に最適化されたOCメモリー設定を簡単に読み出せるAMD EXPOに対応。簡単にDDR5-6000 CL36-38-38-80駆動に設定できる
今回、DDR5-5600との価格差がほとんどないので、DDR5-6000モデルを選択したという。ただし、DDR5-6000で安定動作するかは、CPUの個体差が影響するとのこと。OSなどをインストールした後に、DDR5-6000駆動に設定し、安定動作しない場合はDDR5-5600駆動に下げるようにしよう。
Crucial「DDR5-6000 32GB CP2K16G60C36U5B」。DDR5-6000 16GB×2の計32GBで、クリエイティブやゲーミングをスムーズに行なえる。ヒートシンクを装備しているのもポイント
メインストレージのターゲット容量は、良い感じに値下がりしている2TBに移行しているとのこと。ここでは読み出し7250MB/秒、書き込み6300MB/秒のパフォーマンスを発揮するPCIe4.0×4 NVMe M.2 SSDのSamsung「990 EVO Plus」を組み合わせている。

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