AI時代の経営と組織を再定義──日本HPが提案する“Future of Work”の実像
日本HPは、10月3日に東京国際フォーラムで「HP Future of Work AI Conference 2025」を開催した。同社は、働き方改革を支える「Future of Work」戦略の一環として、オンデバイスAIの最新技術を紹介するイベントを企画した。
オープニングでは、日本HPの代表取締役社長執行役員・岡戸伸樹氏が登壇し、「ハイブリッドAI時代の到来」を宣言した。ローカルAIとクラウドAIを組み合わせることで、秘匿性が求められる医療や公共分野などにおいて新たな可能性を広げ、コストの最適化やデータ主権の確保といった具体的な効果を実現できると説明した。
続いて、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授による基調講演が行われ、AI時代における経営戦略と組織の進化について語られた。その後のパネルディスカッションでは、製造、金融、教育といった各業界のリーダーが登壇し、セキュリティとユーザー体験をテーマに意見を交わした。
日本HPは、今後もハイブリッドAI戦略を軸にパートナー企業との共創を推進し、持続可能で革新的な未来の働き方を実現していく方針を明らかにした。

