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先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第351回

チャットGPTといつの間にか親密関係に/なぜ「核融合」に資金が集まるのか

2025年10月06日 09時00分更新

文● MITテクノロジーレビュー編集部

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世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。

ChatGPTと親密関係、9割超が意図せず発展=MIT調査

AIチャットボットとの間で親密な関係を築く人が増えている。だが、多くの人は交際専用チャットボットではなく、ChatGPTなどの汎用チャットボットを使い、当初意図しない形で関係を発展させていることが分かった。孤独軽減の効果がある一方、依存のリスクも指摘されている。

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稼働ゼロでも巨額調達、なぜ「核融合」に資金が集まるのか?

核融合企業コモンウェルスが石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。だが商用原子炉はまだ存在せず、実証炉すら未完成だ。ここ数年で注目が高まる核融合だが、稼働炉ゼロのまま数十億ドルが流入している。

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群ドローンを一斉無力化、 米軍注目のマイクロ波兵器は ミサイル防衛よりも高コスパ

安価なドローンの大群攻撃に、数百万ドルのミサイルで対抗するのは持続不可能——。防衛技術スタートアップのエピラス(Epirus)が、費用対効果に優れたマイクロ波による対ドローン兵器を開発し、米軍の関心を惹き付けている。米陸軍は8000万ドル超の購入契約を締結し、中東などでテストを始めた。

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AIが危険タンパク質を「再設計」、DNA検査すり抜け=MSが警鐘

マイクロソフトなどの研究チームが、AIを使って毒素の構造を変更しつつ致死的機能を維持する手法を発見し、DNA注文時の安全スクリーニングを回避できることを実証した。バイオテロ対策として運用されているシステムの脆弱性を発見したもので、すでにパッチが適用されたが、完全な防御は困難としている。

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解説:トランプ「鎮痛剤が自閉症の原因」説の科学的根拠は?

トランプ大統領が妊婦にタイレノール服用中止を求め、ワクチンと共に自閉症の原因と主張。しかし研究者らは「深い懸念」を表明し、最も厳密な研究では関連性は見出されていない。

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AIが診断・治療計画を提案 →医師が承認 新形態のクリニックが誕生

米スタートアップは、人間のアシスタントと大規模言語モデルを利用して、診察を効率化したクリニックを開業している。最終判断は医師が下すが、医師免許関連の法律に抵触したり、AIの出力に医師の判断が引っ張られたりすることが懸念される。

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トランプ新方針どう影響? 若手トップ研究者たちが語る 科学大国・米国のリアル

MITテクノロジーレビューは、過去6年間に「35歳未満のイノベーター」に選出された研究者や起業家にアンケートを実施。研究資金の削減や発言の制限、移民排除により、多くの若手研究者が「生き残ることを考えている」状況が浮き彫りになった。

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eムック『生殖医療と倫理 変容する「生命の始まり」』特集号

MITテクノロジーレビュー[日本版]はeムック Vol.77 / 2025.09をリリースした。特集は『生殖医療と倫理 変容する「生命の始まり」』。

≫ 続きはこちら

MITテクノロジーレビューからのお知らせ

eムック最新刊「生殖医療と倫理 変容する『生命の始まり』」

30年間凍結された胚から生まれた「最高齢の赤ちゃん」、3人の遺伝子を持つ子どもの誕生、人工子宮での胎児発育――。生命誕生の瞬間が今、技術革新によって大きく変わろうとしている。体外受精(IVF)に代表される生殖技術は、生殖・出産の可能性を広げ、多くの人に希望をもたらす。しかし、それは同時に「ヒトとは何か」「親とは誰か」「生命はいつ始まるのか」といった根源的な問いを私たちに突きつけている。生殖医療の最前線で何が起きているのか、そして人類はどこへ向かうのか。新しい生命創造の現場を検証する。

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