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先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第350回

米核融合ベンチャーが10億ドル契約/CDC元所長「1カ月電撃解任」の舞台裏

2025年09月29日 10時00分更新

文● MITテクノロジーレビュー編集部

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世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。

核融合のコモンウェルスが10億ドルの契約獲得、石油大手エニが顧客に

MIT発の核融合企業コモンウェルス・フュージョン・システムズが、イタリアの石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。2030年代稼働予定の商用核融合発電所「アーク」からの電力供給で合意した。グーグルに続く大口顧客の獲得で、核融合発電の実用化に弾みがつく形だ。

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「科学的証拠を無視」CDCで何が?1カ月で解任された元所長明かす

CDC元所長のスーザン・モナレスが上院公聴会で衝撃の証言。ケネディ保健福祉長官から「科学的証拠に関係なくワクチン推奨事項を承認する」よう求められ、拒否したところわずか29日で解任されたという。

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1ドルで5ドルのリターン、 研究開発が政府の 「最良の長期投資」の理由

NIH予算40%減、NSF予算57%減——米国の科学予算削減が進む中、研究開発投資の正当性を証明するのは、過去の輝かしいブレークスルーではなく、投資額に見合った成果だ。経済学者たちの最新の見解を紹介する。

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「ろうそくの灯」が原点、 ナトリウム電池革命に挑む アフリカ出身のMIT研究者

エチオピアに生まれ、安定した電力供給を受けずに育ったMITのアバテ助教授は、持続可能なエネルギーの安定供給の研究に取り組んでいる。現在注力しているのは、エネルギー密度の高いナトリウム電池と、地下の熱と圧力を利用するアンモニア製造の2つだ。

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浅川 純:研究から事業へ、「水」で衛星を動かす宇宙起業家の現在

ペールブルーの共同創業者兼代表取締役である浅川 純は、水を推進剤とする人工衛星用推進機を開発。複数の宇宙実証を成功させ、研究開発から事業化への転換を果たしている。

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グリーン水素に急ブレーキ、いま知っておきたい3つの動向

水素エネルギーへの期待が現実の壁にぶつかっている。IEAは最新の報告書で、2030年のクリーン水素生産予測を初めて下方修正した。米欧ではプロジェクト中止が続く一方、中国は電解装置で圧倒的優位を築く。

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解説:トランプ「鎮痛剤が自閉症の原因」説の科学的根拠は?

トランプ大統領が妊婦にタイレノール服用中止を求め、ワクチンと共に自閉症の原因と主張。しかし研究者らは「深い懸念」を表明し、最も厳密な研究では関連性は見出されていない。

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「撤回論文」もエビデンスに AIツールの科学利用に課題

ChatGPTなどのAIツールが撤回された科学論文を「正当な情報」として引用する問題が発覚。複数の調査で、科学研究用を謳うAIツールでも撤回論文を適切に識別できていない実態が明らかになった。

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MITテクノロジーレビューからのお知らせ

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印刷機、油絵の具、カメラ、レコード、シンセサイザー、コンピューター——。新しい道具の登場は、常に人間の創造性を拡張してきた。そして今、そこに人工知能(AI)という新たなパートナーが加わろうとしている。写真が絵画を「記録」から解放し、新たな表現を生んだように、生成AIもまた創作活動の可能性を押し広げる強力な力になるかもしれない。アーティスト、建築家、音楽家、マンガ家たちが模索する、AIとの共創から生まれる表現の可能性を探る。

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