もっとも遊ばれているゲームタイトルもご存知でしょうか

小学生に一番人気のゲーム実況者はヒカキンだと思ってるでしょ?

文●モーダル小嶋 編集●ASCII

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 うん、その通りかも……。

 ゲムトレが発表した「ゲームに関するアンケート調査2025」によれば、小学生が一番見ているゲーム実況YouTuberとして、「HikakinGames」(ヒカキン氏がゲームを実況するためのチャンネル)が6年連続で首位になりました。

 回答者324人のうち、HikakinGamesをもっとも見ると答えたのは40.1%で、2位以下を大差で引き離しました。全体のおよそ4割を占めるシェアを獲得し、例年に比してさらに支持を拡大しています。

 以下、2~4位の実況者(チャンネル)としては「ちろぴの」(7.4%)、「まいぜんシスターズ」(7.1%)、「もこうの実況」(6.7%)などが続く結果となりました。

 今回も過去の調査と同じく、多くの小学生がその他(67チャンネル)に分類される多数のチャンネル名を回答しているものの、過去と比べて一部のYouTuberに視聴が集中した結果となったとのこと。

小学生がもっとも遊ぶタイトルは「マインクラフト」

 同アンケート調査の「今一番遊んでいるゲームタイトル」の設問では、1位は「マインクラフト」が前年に続いてトップ。28.4%を占めました。

 2位は「スプラトゥーン」(16.9%)、3位は「あつまれ どうぶつの森」(12.0%)、4位に「マリオカート」シリーズ(9.3%)、5位に「ポケットモンスター」シリーズ(8.0%)という結果。

 上位の人気タイトルにシェアが集中しており、「その他」のタイトル率は19本合計で5.9%にとどまっています。この点から、小学生のゲームに関する興味が少数の主要作品に絞られる傾向が強まっていることがうかがえますね。

子供の注目が一層集中してきた?

 今回の調査結果は、人気実況者・人気作品への子供の注目が一層集中してきたことを示すものといえるかもしれません。

 特に、人気のチャンネルとしてHikakinGamesが全体のおよそ4割を占めるシェアを占めたことは、配信者・コンテンツ制作者であるヒカキン氏の影響力が小学生世代にとって強いことを示唆しています。「小学生に一番人気のゲーム実況者はヒカキン」と言い切ってもよいのでは……というレベル。

 ただし、支持が一部に偏ることは、視聴対象の多様性や新興チャンネルへの参入可能性の低下も心配されます。遊ばれるゲームタイトルに関しても、定番作品が強固な地位を保つ中で、新規作品がどのようにシェアを伸ばしていくかが今後の焦点となるでしょう。

 本調査は、2025年8月に全国の小学生324名(1年生〜6年生を均等に近い配分)を対象にWebアンケート形式で実施。調査内容は主に「いま一番見ているゲーム実況YouTuber」と「いま一番遊んでいるゲームタイトル」の2点。

 ゲムトレはゲームを“教育・訓練”の視点で捉え、オンラインでゲームを教えるサービスなどを運営している企業。脳トレ・コミュニケーション能力アップといった効果を掲げています。