●USB充電器が対応している出力を調べられる
【USB充電器編】
PD(USB Power Delivery)対応のUSB充電器だと表示できる情報がかなり多く、手持ちの140W USB充電器だと、6ページにもなりました。ということで、その中からいくつか紹介しましょう。
最初に表示される画面が、こちら。基本的に欲しい情報は、この画面にほぼ集約されています。「Source」なので電力供給側、最大出力が140W、高速充電の対応はPD以外に3種類、といったあたりが気になるところでしょうか。
PDO(Power Data Object)は、USB充電器がPD対応機器へと供給できる電力の組み合わせリスト。5/9/12/15/20Vの電圧が出力できるというのがわかります。可変のPPS(Programmable Power Supply)にも対応し、その場合は3.3~21V/5Aに対応できるわけです。
このリストを見て、「あれ? 140Wはどこいったの?」と思うでしょう。100Wを超えるのはEPR(Extended Power Range)というまた別の規格なので、ページが変わります。
もうひとつ、USB Type-Aが1口しかない、古いクイックチャージ(QC)対応18W充電器を見てみましょう。こちらは当然PDには対応していないので、PDOなどの表示はなし。情報も最初の画面しか表示されません。
この画面でQCに対応していることはわかるのですが、QCで対応している出力電圧の種類まではわかりません。ここがちょっと残念でした。ファームウェア更新などで、そのうち対応してくれることに期待したいです。

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