新作「イナズマイレブン」発表以来9年越し10回以上の延期 「約束は守れ」「コレまだ延びるぞ」
レベルファイブは7月19日、シリーズ最新作「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」の発売日を、2025年8月22日から11月14日に変更すると発表。アーリーアクセスは11月11日から開始予定とのこと。
延期の理由は、コンテンツボリュームが想定以上となった影響で、音声収録や多言語翻訳に時間を要しているためだという。約15分におよぶ動画でその説明と現在の開発状況、1試合分のゲーム映像などを公開。お詫びとして、購入者全員にオブジェ「円藤守像(巨大)」をプレゼントする。
本作は2016年にアニメとのクロスメディアプロジェクトとして発表。当初は「イナズマイレブン アレスの天秤」というタイトルだった。社外と協力する共同プロジェクトとして制作していたが、諸事情あって2019年に体制の変更を決定。完全に社内開発タイトルとして再出発し、「イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード」に名前を変更した。
その後、開発エンジンの切り替え、新主人公の追加、ストーリーの抜本的な仕切り直しなど、大きな転換点のたびに発売時期の延期を発表。2022年に名前を「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」へ再度変更している。
2025年4月にはショーケース(情報番組)で8月22日に発売日決定を告知し、「今度こそは、マジのマジのマジです」と日野晃博氏が宣言。対応プラットフォームにNintendo Switch 2/Xbox Series X|Sが加わったことと、iOS/Android版の開発中止も告知された。
しかし7月19日、新たな延期が発表。理由は前述の通り「音声収録や翻訳作業の遅れ」とのことで、200名以上の声優陣による5万セリフ以上の収録があって大変なのだと主張している。延期の回数はカウント方法にもよるが、10回以上におよぶという意見も。
さらに、日野氏の説明では「ここまで来たら、完全なものを出したいと考えており、遅れの原因となっていないパートではさらなるクオリティアップを計っております」という一文もあり、ユーザーからは「約束は守れ」「なぜ延期したのに別の仕事を増やすのか」「あとからアップデートで対応じゃダメなの?」という失望の声や、「コレまだ延びるぞ…」「知ってた」など“面構えの違う”コメントも寄せられている。
新たな発売日は11月14日。3ヵ月の延期で今度こそ本当に発売されるのか。今後の動きに注目しよう。
【ゲーム情報】
タイトル:イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード
ジャンル:収集・育成サッカーRPG
販売:レベルファイブ
プラットフォーム:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/PC(Steam)
発売日:2025年11月14日予定
価格:
通常版:8910円(ダウンロード専売)
デジタルデラックスエディション:1万10円
エディションアップグレード:1650円
Nintendo Switch 2 Edition:9210円
Nintendo Switch 2 Editionアップグレードパス:300円
IARC:12+(12歳以上対象)
©LEVEL5 Inc.





