バトルや探索など、DOOMならではの醍醐味も魅力
爽快感MAXの戦闘! 醍醐味は残しつつ劇的進化を遂げたシリーズ最新作「DOOM: The Dark Ages」が面白い
アトラクション的な面白さも◎
大型ロボットやドラゴンに乗って大暴れ!
主人公のドゥームスレイヤーが武器を片手に敵の軍勢に立ち向かうだけでなく、「大型ロボット」と「ドラゴン」を操縦する場面もいくつか存在する。乗り物の操縦は、おそらくシリーズ初ではないだろうか。大型ロボットとドラゴンに初めて遭遇したとき、「マジで?」と純粋に驚いた覚えがある。
長いステージの合間に、こういった息抜き的なパートがあるとうれしく感じる。なぜなら、いつも通りの戦闘パートが最後まで続くと途中で飽きてしまう恐れがあるから。アトラクションのような面白さがあるため、ステージ進行の息抜きにピッタリだ。
一新された戦闘システムといい、マンネリを解消させるための創意工夫が施されている。歴史あるシリーズを存続させたいという、開発側の思いが反映されているようだった。
まとめ:劇的進化を遂げたDOOMシリーズ最新作、面白すぎ!
DOOM: The Dark Agesは、これまでのシリーズ作品を凌駕する傑作に仕上がっていると感じた。約23年の歴史で培われたゲーム性だけでなく、シールド&近接武器の追加や巨大ロボット・ドラゴンの操縦といった新要素も心に強く刺さった。全体的に劇的な進化を遂げていて、筆者の想像を上回る面白さで満ちあふれている。
1つ欠点を挙げると、シリーズ恒例の残虐表現がマイルドになってしまったことだ。肉が飛び散り、血しぶきが舞うバイオレンスアクションもシリーズの特徴。だが、戦闘システムのリニューアルに注力したためか、DOOM: The Dark Agesの残虐表現は控えめになってしまった気がする。シリーズ初となるCERO:D指定(17歳以上が対象)も納得だ。それでもまぁまぁグロいのだが……。
とはいえ、敵をなき倒す爽快感は過去作以上にパワーアップしていて、欠点を帳消しにするほどの出来だった。これぞ、筆者が求めていたDOOMシリーズの最新作だ。








