バトルや探索など、DOOMならではの醍醐味も魅力
爽快感MAXの戦闘! 醍醐味は残しつつ劇的進化を遂げたシリーズ最新作「DOOM: The Dark Ages」が面白い
シールドと近接武器はシリーズのマンネリ解消にも貢献
またシールドと近接武器は、DOOMシリーズのマンネリを解消することにも成功している。
DOOMシリーズの「銃器やユニークな武器で敵を倒す」「被弾せずに立ち回る」という仕様はまったく色あせていないのだが、同時に"新しい何かがほしい"と強く思っていた。その要望に見事応えてくれたのが、DOOM: The Dark Agesだったというわけだ。
これまでの戦闘システムが一新された点は評価に値する。先ほど述べた爽快感もそうだが、筆者が感じていたマンネリ感をキレイさっぱり解消してくれたからだ。シールドと近接武器を採用してくれてありがとうと、id softwareに感謝の意を述べたい。
バトルや探索など、DOOMならではの醍醐味も魅力!
DOOM: The Dark Ages は前項の新要素はもちろん、シリーズでおなじみのバトルや探索の要素も魅力的だった。
バトルの魅力を語るうえで欠かせないものは、敵を倒すための武器だ。DOOM: The Dark Agesに登場する武器はおなじみの二連ショットガンのほか、レーザーライフルや髑髏を四方に吐き出す銃、ロケットランチャーなどが挙げられる。どの銃器も破壊力は抜群で、敵の部位が一部欠損する、もしくは身体が大破するほどだ。
また、個性豊かな武器を片手に敵の大群を一掃していく面白さも健在だ。なるべく被弾せずに立ち回りつつ、敵の数を少しずつ減らすことが基本となる。だが、常に四方八方から攻撃を受けるため、体力およびシールドの消耗は激しいと言っていい。つまり、油断できぬほどの厳しい戦いを強いられるわけだ。ぐふふ、生死の境目にいるような感覚がたまらないのよ……。
また、ステージに隠されたキーアイテムを探す探索要素も醍醐味のひとつ。過去作の場合、キーアイテムが隠された部屋を見つけるには、複雑に入り組んだステージを隅々まで探索する必要があった。まさしく迷路そのもので、隠し部屋を探し当てるにはマップの空間把握能力と記憶力が求められる。
しかし、DOOM: The Dark Agesのマップは規模が大きくなったぶん、構造はシンプルになっている。過去作のような複雑さが廃されたため、キーアイテムの場所が分かりやすくなったのだ。
本作は戦闘に重きを置いているためか、探索の難易度は低くなった気がする。複雑さを求めている人は物足りなさを感じるかもしれないが、筆者的には申し分ない変化だと考えている。








