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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第99回

Ace ProユーザーのAce Pro 2実機レビュー

旅撮りガチ勢に捧ぐ。Insta360 Ace Pro 2の“静かな革命”を見逃すな!

2025年06月04日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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 基本的にはBluetooth接続したマイクにプライオリティがあり、本体にセットしたmicroSDに保存される動画ファイルも、そのまま再生したり動画編集ソフトで使うと、Bluetooth接続したマイクからの音声が採用されます。

 ですが、ワイヤレスでのマイク接続って、失敗するときがたまにあるんですよね。電波干渉でノイズがのってしまったり、なぜか音声だけ撮れていなかったり。その場合は、専用アプリの「Insta360 Studio」を使って、デュアルトラック録音をした動画ファイルを開けば、Bluetooth接続したマイクと本体のマイク、それぞれのミキシングが可能になります。

専用ソフトの「Insta360 Studio」から2つの音声をミキシングできます

 もしもの時は、Bluetooth接続マイクからの音声を使わず、本体側のマイクの音量レベルを100にすればオーケーです。また、カメラ本体から離れた場所で声を録音していて、自分の音声とカメラの周りの音どちらも活かしたい場合は、音量を50:50などに調整すれば、両方の音をミックスして効果的に使えるわけです。

 音声ファイルが別途書き出されるわけではないので、専用アプリでの作業が必須ですが、音声トラブルでせっかく旅先で撮影した素材がムダになるというのは、何度も経験してきたことなので、神機能と言えます。

スマートフォンアプリの「Insta360 Studio」でもミキシングは可能なので、出先でもPC不要で利用可能です

 とにかくワイヤレスマイクを含めて、録音機材の対応バリエーションが豊富なのは◎。カメラから離れたところでもしっかりと音声が録音できるのは、撮り方をいろいろと工夫できるのでありがたいです。

●夜間撮影性能が大幅向上!暗所でも安心の明るさ

 もうひとつ気に入ったのが、暗所での撮影能力。夜の街を歩きながら撮り比べてみましたが、ディスプレーに表示された映像を見ても一目瞭然。「Insta360 Ace Pro 2」はかなり明るく撮れています。

新旧並べて撮影しています。左がAce Pro 2です、録画中のディスプレーで見てもかなり明るい

録画した映像をキャプチャーしたもの。左のAce Pro 2のほうが断然明るく撮れているのがわかります

 海外では日本以上に照明が暗い店があったり、屋外でも街灯が少ない場所が多かったりします。そういったシチュエーションではAce Proではなく、わざわざスマートフォンで録画していたのですが、「Insta360 Ace Pro 2」ならそれも不要になりそうです。

 録音機能や夜間撮影の違いといった比較動画も作成しているので、ぜひそちらもチェックしてください。

旅の動画撮りがさらに楽しくなりそう!

●まとめ:旅Vlog撮影をもっと楽しく!Ace Pro 2は買い!

 というわけで、前モデルでも旅のVlog撮影には申し分ありませんでしたが、「Insta360 Ace Pro 2」では、さらに録音機能や夜間撮影がブラッシュアップされたので、死角なしといったところ。しばらく一緒に、あちこち旅して回ってみます!

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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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