GMOインターネットグループは、2025年5月19日、月あたり“最大1万円”を上限に、社員の生成AIツール利用費を負担する「GMO AIブースト支援金」を創設することを発表した。グループ約8000名の社員全員を対象としており、6月13日からグループ全社での本格運用を開始する。予定する投資額は、年間約10億円にもおよぶという。
同グループは2025年3月時点で、AIの業務活用率が90%を突破。社員のAIスキルをさらに底上げし、「AIを使いこなせる人材」の育成を加速すべく、本制度を始める。
具体的には、各会社や部署単位で、「従業員数×1万円分/月」の生成AIツールで発生する費用を負担。ただし、必要なツールを棚卸しし、随時コスト最適化に取り組むことが前提となっている。
導入対象とするツールは、複数のLLMを横断的に利用できる「天秤AI Biz byGMO」の利用が必須となり、それ以外の生成AIツールは支援対象から自由に選択できる。また、単体AIのみに依存せず、複数AIを比較・併用することを推奨する。
初期支援対象ツールは、さまざまな利用シーンを見据えて、以下の全30種が選定されている。
■テキスト・会話型AI
ChatGPT Plus / Claude Pro / Google One AI プレミアム / Google Workspace Business Standard以上 / Perplexity AI / Genspark / Felo / Amazon Q / Poe
■コーディング支援AI
Cursor / GitHub Copilot / V0 /Bolt
■画像生成AI
Firefly Image model4 / Dream Machine / Midjourney Basic / Midjourney Standard / ConoHa AI Canvas /Mapify Basic
■動画生成・編集AI
Runway / PIKA / Heygen
■音楽・音声生成AI
Suno / Udio
■クリエイティブツールAI
Canva / Adobe Express / Adobe Photoshop / Adobe CC - Adobe Creative Cloud
■ナレッジマネジメント・生産性向上AI
Obsidian / Windsurf
