ドコモは「エンタメ強化」
一方、昨年、NTTドコモの社長に就任した前田義晃氏は、2000年にリクルートからNTTドコモに転職してきた。入社してすぐにiモードの開発チームに参加。コンテンツ開発に従事し、その後は音楽配信や金融などパートナーの開拓などを担ってきた。
新料金プラン「ドコモMAX」は月額4200円のスポーツ配信サービス「DAZN」が見放題になるのが特長だ。
前田社長はスポーツやエンターテインメント事業に注力しようとしており、なかでも「Jリーグと関係性を強めている。Jリーグの各チームを応援しようと、地元のドコモショップやd払い加盟店と一緒に盛り上げて行こうという話になっている」(前田社長)というのだ。
Jリーグの試合を見るにはDAZNの契約が不可欠だ。しかし、月額4200円となれば「高くて無理」と断念するJリーグファンも多い。そこでNTTドコモとしては、Jリーグを盛り上げる意味で、DAZNの視聴料を料金プランに組み込んだとされている。
NTTドコモでは国立競技場の運営事業も手がけている。
チケットの販売、スタジアムでの飲食など、スポーツ観戦にはスマホが欠かせなくなっている。NTTドコモとしては、こうしたスポーツやエンターテインメント事業を強化することで、本丸であるスマートフォン事業も活性化させたいというわけだ。

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