楽天証券は5月2日、フィッシング詐欺等により不正取引の被害を受けた顧客に対して、損害を補償する方針を同社公式Xアカウントで発表した。
対象の顧客に対して”一定の補償”を提供
【今般の不正取引被害に対する当社の補償方針について】 pic.twitter.com/pUQgvEodZA
— 楽天証券 (@RakutenSec) May 2, 2025
対象となる顧客は以下のとおり。
・同社に不正取引の被害を申告している顧客
・同社が不正の疑いがある取引を確認した顧客
本件に関する補償は従前の約款等の定めに関わらず、顧客ごとの状況に応じて一定の補償を実施する形をとる。なお、同日時点で具体的な補償内容は明かされていない。
同社では5月中旬以降、該当する顧客に対して手続き方法などを案内する予定だ。
引き続きセキュリティー対策はしっかりと
本件では楽天証券が被害を補償する形となったが、だからといって、ユーザー自身がセキュリティー対策を怠って良いということにはならない。
面倒に感じるかもしれないが、「不審なメールは開かない」「メール内のリンクを開くことは極力避ける」「複数のサービスで同じパスワードを使い回さない」「利用できる場合は二段階(二要素)認証や生体認証を設定する」といった対策は、普段からきちんとやっておこう。
また、パスワードの漏えいが心配される場合は、当然だがパスワードの変更も忘れずに。その際、破られにくいパスワードを考えたり、覚えたりするのが大変なら、パスワードの生成と記録をパスワードマネージャーアプリに任せてしまうのも1つの方法だ。
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