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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第115回

【今月の自作PCレシピ】組み立てやすさを重視! 30万円切りで組む旬のRadeon RX 9070 XT搭載ゲーミングPC

2025年05月03日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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コスパ優秀な定番のB650マザー

 マザーボードは2万円弱で購入できるMSI「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」を組み合わせている。チップセットは前世代のAMD B650採用で、ビデオカード用のPCI Express×16スロットとM.2拡張スロットは、ともにGen4.0までの対応だが、高速無線LANや高音質サウンドなど、必要十分なスペックを備えている。

 また、電源回路は16コア/32スレッドで動作するRyzen 9の性能も余すことなく引き出せる80A 14+2+1フェーズを搭載と、手ごろな価格帯ながら堅牢設計なのも人気の理由だ。

MSI「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」。価格を抑えたSocket AM5自作の定番マザーボードのひとつだ

オールブラックのシックなデザインも魅力だ

 ストレージは、SamsungのDRAMキャッシュレスNVMe M.2 SSD「990 EVO Plus」シリーズを搭載している。

 容量はアプリから、大事な写真などのデータ、大容量化が進む複数ゲームなどを容量気にせず保存できる2TBモデルをチョイスしている。加えて、パフォーマンス面も連続読み込み速度が最大7250MB/秒、連続書き込み速度が最大6300MB/秒とPCIe4.0×4 NVMe M.2 SSDの最速クラスと優秀だ。

Samsung「990 EVO Plus」の2TBモデルを組み合わせ

DRAMキャッシュレスだが、パフォーマンスに不安なし。コスパも優秀となっている

 メモリーはヒートスプレッダーを装備するCrucial「Crucial Pro DDR」を組み合わせている。DDR5-5600 32GBモデルで、マザーボードのBIOS(UEFI)設定を行うことなく、最大パフォーマンスを発揮する。小さな点だが、はじめて自作する人もスムーズに、組み上げられるわけだ。

ヒートスプレッダーを装備した定番メーカーのCrucial製メモリー。安定性、品質に不安なしだ

組みやすく好みでデザインを選べるANTECケース

 PCケースにはシンプルなミドルタワーデザインのANTEC「P20C」を組み合わせ。

 エアフロー優秀なPWM制御の3基の120mmファンに、最大23mm厚の裏面配線スペース、VGAサポートステーの標準装備、簡単にメンテナンスできるフロントの脱着式ダストフィルターなど、多くの魅力を備えている。

 フロントとトップに360mmサイズラジエーターに対応、全高170mmのCPUクーラー、3.5インチ/2.5インチシャドウベイ×2、2.5インチ専用シャドウベイ×2など、高い拡張性も見どころだ。

高いエアフローと拡張性に、組みやすく、コストも低いと、魅力いっぱいなANTEC「P20C」

8ヵ所のケーブルホールと、最大23mm厚の裏面スペースで、ケーブルを取り回ししやすいのも魅力だ

フロント3基のファンが、アドレサブルRGB LEDファンになる「P20C ARGB」もラインアップ(価格は1万2980円)。好みに合わせて変更しよう

 PCケースリアに排気ファンとして、CORSAIR「RS120 Single Fan」を追加している。紅谷さんのこだわりポイントだが、排気をしっかりと行うことで、CPUクーラーやVGAクーラーの冷却効果をアップだ。

「RS」シリーズは2000円前後の価格ながら、静かに十分な風量を出す人気のモデル。アドレサブルRGB LED内蔵モデル(2800円前後)もある

 電源ユニットは、ケースと同じANTEC「GSK GOLD」シリーズの容量850Wモデルを組み合わせている。各種電源ケーブルには、取り回し、束ねやすいフラットケーブルを採用している。

850WモデルのGSK850 ATX3.1

フルプラグイン仕様で、各種ケーブルはフラットケーブルになっている

【取材協力】

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