ユビ電のWeCharge、ソラコムのIoT技術採用でEV充電サービス強化
ソラコムは3月11日、ユビ電が提供する電気自動車(EV)向け充電サービス「WeCharge」に、IoTプラットフォームSORACOMが採用されたことを発表した。
ユビ電が展開する「WeCharge」は、集合住宅や企業などに設置され、手軽に利用できるEV充電サービスだ。現在、総ポート数は3000を超え、日本全国にチャージスポットが存在するという。利用者は専用アプリを通じて簡単に管理でき、設備管理者向けの支援も充実している。さまざまなメーカーのEV充電器に対応し、多様な導入が可能となっている。
SORACOMの採用により、「WeCharge」はEV充電設備をクラウドとつなぎ、SIM経由のリモートアクセスによって、トラブルの早期検知と迅速な対応を実現している。SORACOM IoT SIMの機能により、複雑な通信管理を一元化し、設置時の設定が簡素化された点も、大きなメリットとなっている。
ソラコムにより、Wi-Fiに依存しない安定した通信環境が構築され、充電設備のクラウド管理が進化した。これにより、ユビ電はEV充電インフラの全国展開を加速させ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化している。