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Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 7800XTを搭載する「ZEFT R59CE」をチェック

「モンハンワイルズ」にRyzenとRadeonのゲーミングPCでどう? 木を採用したNorthもいい!

2025年03月11日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT R59CE」

 2025年2月28日、カプコンからハンティングアクションゲームの「モンスターハンターワイルズ」(以下、モンハンワイルズ)が発売される。同作は人気のモンスターハンターシリーズの最新作にあたり、美麗なグラフィックスを実現した半面、推奨スペックが高めなことが話題を呼んだ。

 そんなモンハンワイルズが快適にプレーできることを念頭に置いて用意されたであろうゲーミングパソコンが、パソコンショップSEVENの「ZEFT R59CE」だ。では、このZEFT R59CEがどのようなマシンなのか、スペックを詳しく見ていこう。

 なお、試用機はマザーボードにASRockの「B650M PG Riptide WiFi」が採用されていたが、現在は採用が終了しており、「B850M Pro-A WiFi」へ変更になっている。

ZEFT R59CE
https://pc-seven.co.jp/spc/26841.html
価格(税別):32万8800円、価格(税込):36万1680円

ZEFT R59CEの主なスペック
CPU Ryzen 7 9800X3D(4.7GHz~最大5.2GHz)、8コア/16スレッド、L3キャッシュ96MB
CPUクーラー CoolerMaster「240L Core ARGB」
グラフィックス Radeon RX 7800XT 16GB
メモリー Micron DDR5-5600 32GB(16GB×2)
ストレージ 1TB M.2 SSD(Western Digital「SN770」、PCIe 4.0)
マザーボード ASRock「B650M PG Riptide WiFi」(販売モデルは「B850M Pro-A WiFi」)
光学式ドライブ 外付けUSB DVDマルチ ブラック
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)、Wi-Fi 6E、Bluetooth+High Speed Class 2
PCケース Fractal Design「North Chalk White」
電源ユニット 定格出力750W、80PLUS Gold認証
OS Windows 11 Home(64bit)

Ryzen 7 9800X3DにASRock製「B650M PG Riptide WiFi」AMD Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OC」を組み合わせた1台

 ZEFT R59CEは、CPUにAMDの「Ryzen 7 9800X3D」を搭載。このRyzen 7 9800X3Dは、第2世代AMD 3D V-Cache テクノロジーを採用したCPUで、ゲーミング用途で高性能を発揮するとして市場でかなりの人気を集めている。さらに、8コア/16スレッドタイプのCPUで最大動作クロックは5.2GHzを誇り、ゲーミングを意識したCPUをチョイスしたモデルといってよさそうだ。

CPU-Z(Version 2.14.0)の実行結果

 その冷却には、CoolerMasterの簡易水冷クーラー「MasterLiquid 240L Core ARGB」を組み合わせている。ラジエーターサイズが240mmのモデルだが、これで冷却が足りる点は、Ryzen 7 9800X3Dの発熱量の低さを物語っている。なお、ラジエーターはケースのトップパネル側に搭載されていた。

CPUクーラーはCoolerMasterの簡易水冷タイプのMasterLiquid 240L Core ARGB。ラジエーターは240mmサイズだ

ラジエータのファンのLEDは、マザーボードの設定ツール「ASRock Polychrome RGB」から制御可能だ

 GPUには「Radeon RX 7800 XT」(以下、RX 7800 XT)を採用。試用機では、ビデオカードにASRockの「AMD Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OC」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックがリファレンスから45MHz引き上げられたクロックアップモデルで、GPUクーラーに搭載された2基のファンのブレードが「Striped Ring Fan」と呼ばれる独自の形状をしている点が特徴的だ。ASRockによると、このファンによりエアフローが向上し、冷却効果が高まるとしている。

Radeon RX 7800 XT搭載カードとして、試用機ではASRockのAMD Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OCが採用されていた

GPU-Z(Version 2.62.0)の実行結果

 マザーボードは、AMD B650チップセットを搭載したASRockの「B650M PG Riptide WiFi」で、電源回路はDr.MOSを採用するほか12+2+1フェーズ構成と豪華な作り。背面にはUSB 3.2 Gen.2 Type-AとType-Cが1基ずつのほか、USB 3.2 Gen.1 Type-Aを2基と4基のUSB 2.0を備え、USBは全部で8基と多めだ。

 そのなかでも2基のUSB 3.2 Gen.1 Type-Aは、「Lightning Gaming Ports」と呼ばれるもので、ASRock曰くレイテンシを抑えたUSBとのこと。そのため、キーボードやマウスといった入力デバイスを接続することで、より快適なゲームプレーが実現する。

 ネットワーク周りは、2.5GBASE-T対応の有線LANのほか、Wi-Fi 6E対応の無線LANを装備。Bluetooth 5.2もサポートしているので、ゲームパッドなどのワイヤレスデバイスも容易に使用可能だ。

背面の様子。USBは全部で8系統用意され、そのうち黄色のType-AのUSBがLightning Gaming Portsとなっている

サウンドアプリケーションとしてマザーボードに付属する形でNahimic 3が用意されている

マザーボードの設定ツール「ASRock Motherboard Utility」を使用すると、CPUのベースクロックをカスタマイズすることも可能

 システムメモリーはDDR5-5600を32GB搭載し、ストレージはM.2 SSDを1TB装備。どちらもゲーミング用途で十分な速度と容量を備えているといっていい。

CrystalDiskMark(Version 9.5.0)の実行結果。試用機ではM.2 SSDにWestern Digital製SN770シリーズの1TBモデルを採用していた

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