デジタル世界を倫理的かつ効果的に生き抜くための「セキュリティ意識向上カリキュラム」
提供: フォーティネットジャパン
本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「フォーティネットのセキュリティ意識向上とトレーニングサービスを通じて、8歳~11歳の生徒向けに新しいカリキュラムを提供」を再編集したものです。
若い年齢の子供たちがインターネットを利用する機会が増えているため、子供たちがオンラインでの適切な行動や習慣を身に付け、インターネットの潜在的なリスクを理解することが重要です。早い段階から責任あるデジタル習慣を身に付けることで、生徒は、デジタル世界を倫理的かつ効果的に生き抜き、オンラインで他者を尊重することを理解し、ネットいじめや誤情報などの問題を特定し回避することができます。
教室内外での適切なデジタルシティズンシップ教育を推進
フォーティネットは、生徒が適切なデジタル習慣を身に付けることができるよう、世界中の教師や管理者をサポートするために、4歳~18歳の生徒向けに基本的なサイバーセキュリティスキルを教える「セキュリティ意識向上カリキュラム」を提供しています。このプログラムは、北米と英国の小学校と中学校(K-12:幼稚園年長~高校3年生)に対して無償で提供されており、今後、他の国でも利用可能になる予定です。
このカリキュラムは、次の各レベルに分かれています。ルーキー(4~7歳)、ノービス(8~11歳)、スペシャリスト(12~14歳)、リーダー(15~18歳)、エキスパート(15~18歳向けの専門コース)。
各プログラムは、7つの「サイバーテーマ」、つまりトピック領域で構成されています。各テーマには、年齢グループに応じて2つ~4つのレッスンが含まれています。テーマには次のものが含まれます。
・オンラインプレゼンス:オンラインでのアイデンティティについて批判的に考え、コンテンツの共有について慎重に選択することで、適切かつ安全なオンラインプレゼンスを維持できます。
・デジタル安全性:オンラインのリスクを認識し、困難な状況に対応する方法を知ることで、敬意を持って安全にオンラインでのつながりに参加できます。
・安全なプライバシー:個人およびプライベートな情報やデータを保護することで、プライバシーを保護します。
・倫理的誠実さ:テクノロジーを利用する際、オンライン行動の権利、責任、および結果を理解した上で、情報に基づいて行動および選択を決定します。
・デジタルインパクト:人々の生活を改善する新しいテクノロジーを利用する際は、世界におけるテクノロジーのプラスとマイナスの影響を秤にかけます。
・サイバーセキュリティの現状:サイバー脅威と悪意のある行為者の戦略を認識することで、サイバー攻撃のリスクを減災します。
・オンライン情報:データを分析し、信頼できる関連ソースを識別することで、安全かつ自信を持ってオンラインコンテンツを探索できます。
ノービス向けのレッスンは、「フォーティネットセキュリティ意識向上カリキュラム」を通じて、教師および管理者に対して提供されています。ノービスレベルでは、サイバーセキュリティのコアとなる概念を、低学年の生徒に適した方法で紹介し、高学年での複雑なトピックに向けた基礎作りを行います。
このグループ向けの教材については、上記のテーマに加え、学生が現実世界で経験する年齢に適したトピックやシナリオを掘り下げており、これには、コンテンツクリエイターやデジタル作品への敬意、ネットいじめの理解と識別などが含まれます。具体的なレッスンには、サイバーセキュリティの紹介、コンピュータイノベーションの歴史、パスワードの基礎の習得、オンラインアイデンティティ、ネットいじめの識別、ソーシャルメディアの意味理解、およびオンライン作品の尊重などが含まれます。
教育内容
このプログラムは、生徒が、教室の内外で役立つ重要なデジタルスキルの習得を支援することが目的です。ノービスの各レッスンには、教師が主要なコンセプトを明確かつ効率的に説明できるように、系統立てられたトーキングポイントが含まれており、生徒は、教材を簡単に理解し、結び付けることができます。各レッスンは、コラボレーションを促す狙いがあり、付属する教材では、生徒が、ディスカッションに参加したり、概念を描画して可視化したり、学習した内容を記述して振り返りや説明を行うよう促されます。
さまざまな学区の学習者が、すでにこの新しい教材を利用しています。初心者向けに作成されたノービスの各レッスンについて、教師および管理者のコメントを以下に紹介します。
「この年齢層の一般的なオンライン行動と問題に焦点を当てた素晴らしい内容です。トレーニングのすべての部分は、間違いなく学生たちが関心を持ち、理解できると思います。ビデオのスクリプトと他のすべての教材は、年齢に即しており、生徒を尊重した内容になっています。この年齢層のほとんどの人が経験する、状況に沿ったスキルが含まれていると思います」
米国(バージニア州)、教師、Shannon氏
「8歳の生徒に、オンラインアイデンティティについて教えることは非常に重要です。生徒らは、インターネットを安全に利用したり、共有される自身の情報を管理する方法を理解する時間を持てます。このレッスンは、この年齢層の子供たちが、オンラインで発生する問題に対処できるようになっており、管理しやすい小さな塊に細部化されています」
カナダ(オタワ)、教頭、Trisha氏
「興味深い実話のセクションは素晴らしいと思いました。私も多くの学びがあり、生徒らも関心のある情報だと思います。特に、生体ウイルスとコンピュータウイルスの比較は上手だと感じました。教師にとっても、概要が非常に明確です。教師がトピックに時間を多く取れない場合のために、レッスンは、多くの異なるクラスオプションに分けられていることも良い点です。また、特定のレッスンの部分の横には、対応する配布資料の画像があり、教師は、事前に準備が必要な内容を確認できるため、非常に助かります」
米国(バージニア州)、教師、Maryn氏
年齢に即した実世界のシナリオに対応したトレーニング
世界中の学生が、デジタル世界をうまく生き抜けるよう学んでいますが、インターネットと安全かつ効果的に付き合うには、鍵となる行動とスキルを身に付ける必要があります。このレッスンは、フォーティネットのセキュリティ意識向上カリキュラムに含まれており、年齢に合わせて、デジタルセーフティとサイバーセキュリティを確実に紹介しながら、創造性、批判的志向、および生徒間のコラボレーションを促します。
「フォーティネットセキュリティ意識向上カリキュラム」を、今すぐ学区や教室に導入しましょう。詳細はこちらをご覧ください。
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