激冷え、静か、白色クーラーを装備するGIGABYTEのGeForce RTX 5080
NVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce RTX 5080」は、新世代ハイエンドGPUとして不足のないパフォーマンスを備える。とりわけゲーミングパフォーマンスは、GeForce RTX 50シリーズで使用できる「DLSS MFG(Multi-Frame Generation:マルチフレーム生成)」に対応したゲームタイトルが前提になるが、前世代フラッグシップGPUの「GeForce RTX 4090」を下すほどだ。
各社こだわりのクーラーを搭載したGeForce RTX 5080ビデオカードが数多く投入されており、GIGABYTEからは水冷仕様からホワイトカラーモデルまで、8モデル(国内では6モデルを取り扱い)を用意している。
最高峰の冷却パフォーマンスを発揮する水冷クーラーを採用する「XTREME WATERFORCE」シリーズも気になるが、今回手にしたのはGIGABYTE最高峰のクーラーを備えた「AORUS MASTER」シリーズだ。
GIGABYTE最強と言える空冷クーラーに、「AORUS MASTER」シリーズおなじみのリング状ライティング「RGB HALO」を備えたトリプルファン、ヒートシンク後方背面部に120mmファンを増設できる「SCREEN COOLING PLUS」、クーラー後方上面の小型LCD「EDGE VIEW」など、特徴満載のクーラーを装備している。そのうえ、人気のホワイトカラーマザーボード「ICE」シリーズと同じ、ホワイトカラーのクーラーを採用した「AORUS GeForce RTX 5080 MASTER ICE 16G」があるのだ。
今回は、見どころ&気になるところ盛りだくさんな「AORUS GeForce RTX 5080 MASTER ICE 16G」をレビューしていこう。
クアッドファンも可能! 進化した巨大トリプルファンクーラー
4スロットを占有するトリプルファンクーラーを装備している「AORUS GeForce RTX 5080 MASTER ICE 16G」のサイズは、カード長360mm、幅150mm、厚さ75mmとなっている。そのサイズのほとんどを占めていると言っても過言ではない巨大なクーラーを活かして、GPUコアクロックはリファレンスの2617MHzから、2805MHzに引き上げられているオーバークロック仕様になっている。GPUブーストクロックは、クーラーの冷却性能と合わせて3000MHz台も期待できそうだ。
ビデオメモリー(VRAM)は、メモリースピード30Gbps、メモリーバス幅256bitのGDDR7 16GBを搭載している。
GeForce RTX 5090/RTX 5080のAORUS MASTERシリーズは、バックプレート後方に120mmファンを増設し、クアッドファン構成にできる「SCREEN COOLING PLUS」に対応している。ファンは付属のゴム素材をバックプレートに、はめ込んで固定するため、着脱は簡単に行なえる。