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法的リスクや適切なデータ提供を検討する上で確認すべきポイントは?

生成AIの契約前に必読! 経産省がAI利用・開発の「契約チェックリスト」を公開

2025年02月19日 12時55分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 経済産業省(経産省)は、2025年2月18日、AIサービスを利用する企業や、AIシステムの開発を委託する企業向けに、「AIの利用・開発に関する契約チェックリスト」を公開した。AI技術を用いたサービスの利用者と提供者間における適切な利益・リスクの分配および、AIの利活用を促すことを目的に策定されている。

 現在、生成AIの急速な普及によって、AIの技術や法務に必ずしも習熟していない企業も、AIの利活用を検討している状況だ。

 経産省はこのような状況下で、「AIの利活用に関する契約に伴う法的なリスクを十分に検討できていない可能性」、「保護されるべきデータや情報が予期せぬ目的に利用され、想定外の不利益を被る可能性」を懸念。そこで、AIの利活用に関する契約において、実務上使いやすい形式のチェックリストを作成した。

 内容としては、AIの利活用に関する契約のうち、データの適切な利用とリスク分配の観点で注意事項が整理されている。主に、サービス利用者が提供するプロンプトや学習用の生データといった「インプット」、サービス提供者が出力・提供するAI生成物やAIシステムなどの「アウトプット」におけるチェックリストが中心となる。加えて、チェックリストの対象とするAI関連サービスのユースケースやチェックリストを活用する上での留意点もまとめられている。

実際のチェックリスト(「AIの利用・開発に関する契約チェックリスト」より抜粋)

 想定読者は、ビジネス部門の担当者や社内法務部・顧問弁護士が中心となるが、AI利活用の実務経験や法務の知識を問わず、幅広い読者を念頭に置いている。主な活用方法として、契約条項を具体的に検討する場面、契約についての初期的な検討を行う場面を挙げている。

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