OpenAIは2月6日、公式Xアカウントを通じて、「ChatGPT検索」機能をすべてのユーザーに開放すると表明した。
同機能は、ChatGPTにウェブサイトなどの検索を依頼できるというもの。2024年12月17日から無料ユーザーにも機能提供を開始していたが、今後はさらにログインしていないユーザーも利用可能となる。同社は機能開放の理由を明かしていないが、検索最大手グーグルに対抗する動きとみることもできそうだ。
ChatGPT search is now available to everyone on https://t.co/nYW5KO1aIg — no sign up required. pic.twitter.com/VElT7cxxjZ
— OpenAI (@OpenAI) February 5, 2025
ChatGPTに限らず、一般に生成AIはモデルの学習データに含まれる情報をもとに出力するため、そのままでは最新情報に関する回答はできない。検索機能はAIに最新情報をウェブで収集させることで、こうした弱点を補うものだ。会話形式で検索できるので、キーワードを考えてテキストボックスに打ち込むスタイルが苦手なユーザーとも相性が良い。
なお、筆者が調べた限り、2月7日12時現在、ログインなしで検索機能を使えるユーザーと使えないユーザーにわかれている模様。同社は詳細を明かしていないが、一斉開放ではなく、段階的に開放する範囲を拡大するものとみられる。
