1年以内に8リージョンを追加し、合計12リージョンで利用可能に
日本リージョンでも「Oracle Database@Google Cloud」提供へ、拡大計画発表
オラクルとGoogle Cloudは2025年2月7日、「Oracle Database@Google Cloud」サービスのの大幅な拡張計画を発表した。現在提供している北米、英国、ドイツの4リージョンに加え、今後12カ月以内に、日本(東京、大阪)を含む8つのリージョンでの提供を開始する。また、新機能の追加も発表されている。
Oracle Database@Google Cloudは、Google Cloudデータセンター内に設置された「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」プラットフォームをオラクルが運用管理し、「Oracle Exadata Database Service」などのデータベースサービスを提供するもの。Google Cloudで稼働するワークロードから低遅延でOracle Databaseを利用できる利点がある。同サービスはGoogle Cloud Marketplaceから購入が可能で、運用管理はGoogle Cloudのコンソールに統合されている。
今回、追加が発表されたリージョンは次の8つ。いずれも今後12カ月以内にサービス提供を開始する予定。
・米国中部1(アイオワ) ・北米北東部1(モントリオール) ・北米北東部2(トロント)
・アジア北東部1(東京) ・アジア北東部2(大阪) ・アジア南西部1(ムンバイ)
・アジア南西部2(デリー)、南米東部1(サンパウロ)
なお、すでに現在提供している米国東部(アッシュバーン)、米国西部(ソルトレイクシティ)、英国南部(ロンドン)、ドイツ中部(フランクフルト)においても、顧客の需要増加に対応して、12カ月以内にデータセンターの容量を2倍に拡張する予定だとしている。
また新機能として、「Oracle Autonomous Database Serverless」向けのリージョン間ディザスタ・リカバリ機能、「Oracle Exadata Database Service」向けに新しくシングルノードの専用クラスタ・オプションの追加が発表されている。