「SORACOM Beam」がクライアント証明書に対応、IoTデバイスのセキュリティ強化が可能に
ソラコムは1月30日、IoTプラットフォーム「SORACOM」においてデータ転送を支援する「SORACOM Beam」に「クライアント証明書」対応の新機能を導入したと発表した。
「SORACOM Beam」は、IoTデバイスから送信されたデータを任意のサーバーに転送するサービスで、セキュアな通信への暗号化を行う。新たに導入されたクライアント証明書により、ユーザーやデバイスを正確に認証し、なりすましや不正アクセスを防ぎ、通信データを暗号化することが可能になるという。これらの証明書は、SIMに紐付けられ、SORACOMプラットフォームで管理・付与できる。開発や設定の手間を省き、すぐに利用できるのも特徴だ。
この新機能は、IoTデータを分析・活用するSaaSや自社システムへの接続において、なりすましを防ぎ安全性を向上させる。橋梁監視や公共インフラの監視といった分野にも有用である。ソラコムはIoTテクノロジーの民主化を掲げ、最新技術を使いやすく提供することで多くの活用事例とイノベーションの創出を目指している。