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石川温のPCスマホニュース解説 第223回

サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた

2025年01月27日 07時00分更新

文● 石川温

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触って驚いた「オーディオ消しゴム」

 実際にGalaxy S25 Ultraを触ってみて、個人的にかなり驚いたのが「オーディオ消しゴム」だ。

 動画を撮影した際、AIによって、余計なノイズを消去することが可能なのだ。しかも、単にノイズを消すというのではなく、音声、音楽、風、自然、人混み、ノイズといったように音を種類ごとに認識、分離し、それぞれで音量を調整するといったことができるのだ。

 普段YouTubeをやっていることもあり、動画を撮影することが多いのだが、見ている人から音声に対するクレームが本当に多い。「聞き取りづらいから再生するのをやめた」というコメントがあったりすると、結構、凹むのでつらい。

 通常、スマホで動画を撮影した際は、パソコンでアドビの動画編集ソフト「Premire Pro」を使い、ノイズを減らしたり、音声部分のボリュームを上げたりしているのだが、これが結構、面倒くさい。

 そんななか、Galaxy S25シリーズの「オーディオ消しゴム」は、ノイズを消去しても、残した音声はかなり自然な感じとなっており、かなり使い勝手がいいと思えた。

 スマホのAIが進化することで、これまでパソコンでしていた作業から解放されるというのは、かなり画期的なことではないか。

 スマホのAIはまだまだ始まったばかりだが、着実にできる機能が増えており、ユーザーが感じる「不便」を解消してくれる方向に進化している。

 特に、スマホにおいては、オンデバイスAIとして、スマホの中で処理することで、個人の情報をしっかりと守りつつ、もっと負荷のかかる処理はクラウド上でするという「両輪」で、ユーザーに利便性を提供できる。もちろん、カメラやマイク、位置情報などを組み合わせらえるというスマホならでの特長も、パソコンには真似しにくい点といえそうだ。

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