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最新パーツ性能チェック 第459回

ひとまず3DMark&消費電力を見てみた

Arc B570が4万円台半ばで発売、性能はRTX 4060やRX 7600対抗の本命か【速報検証】

2025年01月16日 23時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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消費電力

 続いては消費電力の比較だ。3DMarkのSteel Nomadを実行し、その最中のPC全体の消費電力およびビデオカード単体の消費電力(Total Board Power)をHWBusters「Pownetics v2」で計測した。

 高負荷時のデータはグラフ中に3つ出ているが、これは平均と99パーセンタイル点と最大値を比較するためである。また、アイドル時の消費電力は3分間放置した時の平均値だけを比較している。

システム全体の消費電力:ATXメインパワー+EPS12V×2+PCI Express x16スロット+PCI Express 6+2ピンそれぞれに流れた電流の実測値から算出したもの

ビデオカード単体の消費電力:前掲の消費電力データからPCI Express x16スロット+PCI Express 6+2ピンの消費電力だけに注目したもの

 Arc B570のTBPは150Wのため、Arc B580と比べて格段に消費電力は下がっている。今回使用したASRock製のカードはファクトリーOCモデルだが、Total Board Powerの出方からすると160W相当の設定になっているものと推察される。

 今回の検証でもPCI ASPMおよびWindowsにおけるPCI Expressの省電力設定を有効にして測定しているが、それでもArc Bシリーズのアイドル時の消費電力は既存のGPUに比べると高い。ただし、全体の消費電力が小さいため、それほど気にする必要はないと思われる。

 以上でArc B570のパフォーマンス速報は終了だ。次回はさまざまなゲームにおいてArc B570のパフォーマンスを検証してゆく。VRAM 10GBでメモリーバスが狭められたArc B570は、RTX 4060などに対してアドバンテージを示せるのだろうか?

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