包括的なデジタルエクスペリエンスモニタリングを実現するフォーティネットの「FortiMonitor」
提供: フォーティネットジャパン
本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「FortiMonitor:主要なユースケースについてデジタルエクスペリエンスモニタリングを強化」を再編集したものです。
今日の複雑なIT環境において、ビジネスの持続性と顧客満足度を維持するためには、シームレスなパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを確保することが重要です。フォーティネットのFortiMonitorは、包括的なデジタルエクスペリエンスモニタリング(DEM)プラットフォームによってこれらの課題に対処します。以下の4つの主要なユースケース(クラウドワークロード、リモートユーザーエクスペリエンス、統合インフラストラクチャ監視、SD-WANのレジリエンス)は、FortiMonitorがさまざまなIT環境で比類ない可視化を実現し、オペレーションを簡素化する能力を示しています。
これらのユースケースはそれぞれ異なる業種のニーズに対応していますが、デジタルレジリエンスとユーザーの満足度を向上させるという共通の目的を共有しています。ハイブリッドインフラストラクチャを管理している大企業、従業員のシームレスな接続を確保する必要があるリモートファーストの組織、あるいは分散ネットワークの最適化を望んでいる企業のいずれに対しても、FortiMonitorはその課題に応じたソリューションを提供できます。
クラウドワークロード:ハイブリッド環境全体に対する監視を簡素化
クラウドおよびハイブリッドインフラストラクチャへの移行により、事業の運営は大きく変わりました。しかし、これらの環境は重要な柔軟性と拡張性を提供する一方で、可視性とパフォーマンスの管理という課題ももたらします。FortiMonitorは、すべてのアプリケーションとリソースを、それらがオンプレミスのデータセンターに配備されているか、AWS、Azure、Google Cloudなどの大手クラウドプロバイダーに配備されているかに関係なく一元的に表示することで、これらの課題に対処します。FortiMonitorはマルチクラウド環境とのシームレスな統合を提供することで、ハイブリッドIT環境で発生しがちな死角をなくします。
もう1つの重要な機能であるワークロードの動的検知は、新しく追加されたリソースを手動による介入なしで自動的に検知して監視します。このリアルタイムの可視化により、リソースの割り当てを最適化して、アイドル状態のクラウド資産や十分に活用されていないクラウド資産に関連する不要なコストを回避できます。さらに、きめ細かいパフォーマンス監視によって、アプリケーションの状態とリソースの使用状況に関する実用的な情報を提供することで、潜在的なボトルネックを特定して問題をオペレーションに影響する前に解決できるようITチームを支援します。ハイブリッドまたはクラウドネイティブインフラストラクチャを導入した企業は、この包括的アプローチから大きな利益を得ることができ、分散化した動的環境全体で、システムが最高の効率と拡張性を保って稼働できます。
テレワーク:ハイブリッドワーカーを監視
ハイブリッド環境とテレワーク環境は、今日の事業運営の要となっています。しかし、ほとんどの従来のソリューションは、任意の場所から企業のアプリケーションへの一貫した安全なアクセスを従業員に提供するために苦労しています。FortiMonitorは、遅延、ジッター、パケットロスなどのパフォーマンス指標をプロアクティブに監視することで、シームレスなユーザーエクスペリエンスを実現するソリューションとして独自の地位を確立しています。
例えば、エンドポイント監視によって、個々のユーザーの視点から見たアプリケーションのパフォーマンスを詳細に可視化することで、ITチームが問題をすばやく診断できるようになります。合成トランザクション監視は、現実のユーザーとのやり取りをシミュレートすることでさらに進化し、潜在的な問題がワークフローを混乱させる前にその問題をプロアクティブに特定することができます。また、ネットワークパス解析によって、ITチームがパブリック / プライベートネットワーク全体におけるパフォーマンスのボトルネックを包括的に把握できるため、トラブルシューティングの迅速化と接続性の向上を実現できます。
このユースケースは、特に大勢のテレワーカーがいる組織に適しており、テレワーカーがどこにいても、高い生産性とユーザー満足度の維持を実現できます。
統合インフラストラクチャ監視:サイロ化を解消
今日、ほとんどのITインフラストラクチャは相互に接続されていますが、細分化されていることが多く、個々のチームがそれぞれ異なるツールを使ってエコシステムのさまざまな部分を監視しています。このサイロ化されたアプローチは非効率につながることが多く、インシデントの解決が遅くなり、ITチームが全体的なシステムパフォーマンスを常に包括的に把握することが難しくなります。FortiMonitorは、DEMとITインフラストラクチャ監視を1つの統合プラットフォームにまとめることで、このようなサイロを解消します。
この統合アプローチにより、パフォーマンス指標の情報源が一元化され、ITチームによる異常の検知と問題の解決が迅速化されます。ダッシュボードはカスタマイズできるため、ネットワークエンジニアやアプリケーション管理者など、あらゆる関係者が各自の役割を効果的に果たすために必要な実用的情報にアクセスできます。さらに、FortiMonitorは企業全体でデータを統合し、システムのパフォーマンスに関する認識の共有を促し、インシデントの迅速な解決を促進することで、チーム間のコラボレーションを合理化します。このユースケースは、複雑なIT環境を持つ企業において、効率を向上させて運用上の摩擦を軽減するための有益な手段を提供します。
SD-WANのレジリエンス:アプリケーションの継続性を確保
分散IT環境では、接続を最適化し、拠点、リモートサイト、およびクラウド環境で一貫したアプリケーションパフォーマンスを維持するために、SD-WANソリューションを使用しています。しかし、このような分散ネットワーク全体でレジリエンスを確保するのは難しく、そのためにはプロアクティブな監視とリアルタイムでの解析が必要です。この分野で抜きん出ているFortiMonitorは、SD-WANメンバーのリンクを徹底的に可視化することで、問題が悪化する前にITチームがそれを特定して解決できるようにします。
合成監視(シンセティックモニタリング)によってアプリケーショントラフィックをシミュレートすることで、SD-WAN接続におけるパケットロスや遅延スパイクなどのパフォーマンス上の問題を検知できます。リアルタイムのパス解析は、ネットワークの経時的な変化を可視化し、調整がアプリケーションのパフォーマンスに与える影響について実用的な情報を提供して、ネットワークコンフィギュレーションのプロアクティブな調整を可能にします。さらに、事前に定義されたサービスレベル契約(SLA)に基づく設定可能なアラートにより、混乱を招く可能性がある事態にITチームが即座に対応できるため、ダウンタイムを最小限に抑えてシームレスなアプリケーション配信を維持できます。重要な事業運営をSD-WANに頼っている企業にとって、このユースケースは継続性とレジリエンスを確保するために必須となるでしょう。
FortiMonitorをビジネスニーズに合わせてカスタマイズ
FortiMonitorは、幅広いユースケースに対処し、今日のさまざまな企業のニーズに対応できる汎用性を備えています。FortiMonitorは、ハイブリッドインフラストラクチャを管理する担当者に一元的な監視と動的なワークロード検知を提供し、シームレスなオペレーションとリソースの最適化を実現します。テレワークを優先している組織は、エンドポイント監視ツールと合成トランザクションツールによって、さまざまな場所にいるユーザーの生産性と満足度を維持できます。複雑なITオペレーションを展開している企業は、FortiMonitorの統合インフラストラクチャ監視機能を活用することで、サイロ化を解消してチーム間のコラボレーションを促進できます。さらに、SD-WANに依存している分散環境は、プロアクティブなパフォーマンス管理とレジリエンスの実現に役立つ重要なツールを手に入れて、たとえ困難な状況下でも一貫したアプリケーション配信を維持できます。
FortiMonitorは、上記のさまざまな課題に対処することで、組織が今日の動的なIT環境で成功するために必要なツールと実用的な情報を提供し、ユーザーにも顧客にもより良い成果をもたらします。
FortiMonitor:今日のITの課題に対処できる統合ソリューション
FortiMonitorは汎用性が高く、あらゆる業種の企業にとってなくてはならないツールです。シームレスなテレワークの実現、クラウドデプロイメントの最適化、ネットワークのレジリエンス強化のいずれが目的であっても、FortiMonitorは今日のデジタルの課題に対処するために必要な柔軟性とインテリジェンスを提供します。
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FortiMonitorでITオペレーションをどのように改善できるかについて、詳しくはフォーティネットのデジタルエクスペリエンスモニタリング(DEM)のページをご覧ください。