働く!おすすめ周辺機器レビュー 第35回
7台のパソコンやゲーム機を1つのディスプレーにつなげられる
ついに4K対応! PCに差すとHDMIがワイヤレスになる「SP Cast Pocket 4K」が便利過ぎるので語りたい
2025年01月17日 17時00分更新
ボタン1つで投影元を切り替えられる簡単操作がうれしい!
せっかくなので、2台目の送信機を接続してみよう。受信機が稼働している状態で、1台目の送信機の「ミラー/ペア」ボタンを押して投影をオフにする。2台目の送信機としてUSB Type-C接続タイプをiPadに接続し、電源をオンにする。なお、USB Type-Cタイプは外部給電不要なので接続するだけで電源はオンになる。
次に受信機の「リセット」ボタンを長押しして画面に「Release the buttton to pair with Transmitter」と表示されたら準備完了。今度は送信機の「ミラー/ペア」ボタンを長押しし、LEDランプが点滅したら指を離すとペアリングが完了する。
以降は、各送信機の「ミラー/ペア」ボタンを押下して投影元(ノートPCとiPad)を切り替えることが可能となる。
一度ペアリングすれば各デバイスの電源がオフになった場合も、送信機/受信機のペアリングは解除されないので安心。再度接続する場合は受信機側をオンにして待機画面が表示されたら受信機をオンにして約10秒ほど待てばすんなりと接続が完了する。
接続したノートPCは内蔵液晶がフルHD表示までなので、「SP Cast Pocket 4K」で拡張した4Kディスプレー側を4K設定にしてみる。当たり前だが画面範囲が4倍になって作業も捗りそうだ。
4Kの動画コンテンツを表示してみたが、特段問題なく映像も音声も伝送されているようだ。4K表示の場合、リフレッシュレートが30Hzになるのだが、一般的な作業やYouTubeなどでの動画鑑賞においてはほぼ気にならなかった。もちろん遅延やちらつきについても同様だ。
2台目のiPad Airについては、ミラーリングのみの画面伝送となり、解像度も変更できなかったものの、忠実な画面伝送という点ではHDMIタイプと同様の画質、音質で画像や動画を楽しめた。
自室のゲーム機とリビングのテレビを無線接続して楽しむ荒業も!
さらに、気になるゲームでも試用してみた。と言っても1台目の送信デバイスとして接続したノートPCでは力不足ということで、思い切って別室にあるゲーム用PCを「SP Cast Pocket 4K」の送信機と接続してみた。
部屋をまたいだ運用になったが、距離的には数mという感じで遮蔽物も多くないため、すんなり接続できた。Bluetooth接続のコントローラーを使ってゲームプレイしてみると、普通に作業部屋のディスプレー前でプレイするのと同様の遊び心地だった。
なおリフレッシュレートが30Hzということもあり、FPSプレイヤーには向かないかもしれない。筆者の場合は、最近リバイバルされたスーファミ時代のRPGタイトルを高画質でプレイできたので、まったくもって問題はなかった。
同様に、作業部屋にあるPS4にも「SP Cast Pocket 4K」を接続。これもまた拍子抜けするほど簡単に接続できた。残念ながら4Kに対応していない旧モデルなので4K画質については確認できなかったものの、プレイに支障はなかった。
いずれにせよ、ワイヤレスコントローラーの届く範囲であれば「SP Cast Pocket 4K」を使うことで、作業部屋のゲーム用PC画面をリビングのディスプレーに映してゲームプレイできるというメリットは大きいと感じた。「これぞ完全ワイヤレス環境!」とでも言いたくなる気分だ。
まとめ:カンタン無線接続に特化した便利ガジェットは買いだ!
4Kディスプレーの価格がだいぶこなれてきた昨今、自宅や会議室に4Kディスプレーが導入されることはもはや珍しくなくなった。4K対応の「SP Cast Pocket 4K」は、そんな状況ではまさに「待ってました!」というような新製品だ。EZCast Pocket同様、とにかく「差せば使える」という即応性がうれしい。前モデル同様、「SP Cast Pocket 4K」も注目を集めるだろう。
テレワークはもちろん、PCとディスプレーのレイアウトをスッキリしたいと考えている人にとってもおすすめだ。ゲームプレイについては、リフレッシュレートの制限からガッツリシビアなゲームでなければ十分使えるものの、その点を踏まえると基本的に4K解像度は仕事向きと考えるべきだろう。
「SP Cast Pocket 4K」の機能と使い方は実にシンプルだ。つまり単性能を面倒なく実現することに特化した神製品であるということ。ディスプレーケーブルに少しでもわずらわしさを感じているのなら、すぐさま買いのアイテムだ!

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