「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」を採用
ランボルギーニコラボPCケースのBTOPC、高級スポーツカーのイメージどおり高いゲーム性能を発揮!
2024年12月31日 11時00分更新
Lian Liが、ランボルギーニとコラボしたPCケース「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」を発売。そのケースを採用したパソコンショップSEVENのBTOパソコン「ZEFT R59LAM」は、高級スポーツカーのイメージに沿ったハイエンド向けの仕様に仕上がっていた。
では、実際のゲームパフォーマンスはどの程度なのだろうか。いくかのテストを行い、ZEFT R59LAMのポテンシャルに迫ってみたい。
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ZEFT R59LAMの主なスペック | |
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PCケース | LIAN LI「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」 |
CPU | Ryzen 9 9950X(ベースクロック4.3GHz、最大クロック5.7GHz)、16コア/32スレッド、L3キャッシュ64MB |
CPUクーラー | ASUS「ROG Ryujin III 360」 |
グラフィックス | ASUS「ROG Strix GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X OC Edition」 |
メモリー | Gskill「Trident Z5 RGB DDR5」64GB(16GB×4) |
ストレージ | 2TB M.2 SSD(Crucial「T500」、PCIe 4.0)×2 |
マザーボード | ASUS「ROG STRIX B650E-F GAMING WIFI」(AMD B650チップセット) |
光学式ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、Wi-Fi 6E(2x2)、Bluetooth 5.2 |
電源 | CORSAIR「RM1000e ATX 3.0」(定格出力1000W、80PLUS Gold認証) |
OS | Windows 11 Pro(64bit) |
価格(12月31日現在) | 68万1780円 |
4k解像度でも快適なプレーが実現
コアなゲーマーでも満足がいく性能
まずは、定番のベンチマークツール「3DMark」(Version 2.30.8330)の結果からだが、ZEFT R59LAMは「Fire Strike」においてFire Strike“無印”で4万7000台など、かなり優秀なスコアーを残している。
DirectX 12のテスト「Time Spy」でも、テスト解像度が3840×2160ドットとなるTime Spy Extremeで1万を超えて見せており、ハイエンド向けらしくその性能は申し分ない内容だ。さらに、もう1つのDirectX 12のテストとなる「Speed Way」でも6000台半ばと、描画性能にはかなり期待が持てそうだ。
では、実際のゲームではどうなのだろうか。まずは、「Apex Legends」の結果を見てみよう。オプションが描画負荷が最大となるように設定したうえでゲームをプレーし、その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。
ZEFT R59LAMは、1920×1080ドットでほぼ300fpsに張り付く結果となり、2560×1440ドットでも最小フレームレートが285fps程度とかなり優秀だ。3840×2160ドットでも常時175fps以上のフレームレートを発揮しており、1フレームでも多く描画して有利に立ち回りたいと考えるコアなゲーマーの需要にも十分応えることができる性能を備えている。
続いて「Call of Duty: Modern Warfare III」では、極限プリセットとDLSSを適用したうえで、フレーム生成を有効に設定。その状態でゲームに用意されたベンチマークモードを実行した。その結果だが、3840×2160ドットでは、さすがに1パーセンタイルフレームレートが60fpsを割ってしまうものの、2560×1440ドットでは常時100fps以上の性能をたたき出している。1920×1080ドットにいたっては、平均フレームレートは300fpsに迫る勢いを見せており、やはりZEFT R59LAMのゲーミング性能をかなり高い。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」では、「最高品質」を適用し実行している。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコア1万5000以上が最高評価とされているが、ZEFT R59LAMは2560×1440ドット以下の解像度であればそれを満たす結果となった。3840×2160ドットでは、その指標に届いていないものの、スコアーの詳細を見ると、平均フレームレートが89.3fps、最小フレームレートが56fpsであり、若干の設定変更で快適なプレーができそうだ。
では、ゲーム以外の性能も確認しておきたい。まずは、システム全体の性能が推し量れる「PCMark 10」(Version 2.2.2704)からだが、ここでは無償版も利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行している。
ZEFT R59LAMの結果は、総合スコアーが1万を超えておりかなり優秀。スコアの詳細を見ると、フォトレタッチや動画編集のパフォーマンスを見るDigital Content Creationが2万弱ともっとも高く、ZEFT R59LAMはコンテンツ制作でも期待どおりのパフォーマンスを発揮できそうだ。
また、Webブラウジングやアプリケーションの起動といった基本性能を見るEssentialsや、オフィスアプリケーションの性能を計測するProductivityでも、ZEFT R59LAMは1万を超えており、さまざまな用途で活躍できる。
最後に「CrystalDiskMark」(Version 8.0.6)でストレージ性能を確認しておきたい。ZEFT R59LAMは、2台のSSDを搭載しているため、CドライブとDドライブの両方でテストを行っているが、どちらも同じSSDが採用されているため、結果は似た数値を示している。
どちらのドライブも、シーケンシャルアクセスはリードが最大7300MB/sほど、ライトが最大6900MB/sほどとかなり高め。ランダムアクセスもリードが最大800MB/s前後、ライトが最大550MB/s前後と優秀で、実際にゲームの起動やデータのロードの待ち時間にストレスを感じることはなかった。
ゲームプレーの録画や配信にも
十分応えることができる高い性能
以上のテスト結果から明らかなとおり、ZEFT R59LAMのゲームパフォーマンスはかなり高い。FPSやTPSではコアなゲーマーでも十分な性能を発揮し、MMORPGでも高解像度で快適なプレーを実現するマシンだ。
さらに、ゲーム以外のパフォーマンスも申し分なく、ゲームのプレー動画を編集したり、配信したりとマルチに活躍できる1台であることは間違いない。価格は68万1780円と多少値が張るものの、ランボルギーニとのコラボモデルであることに加えて、ゲームで高性能を備えていることを考慮すれば価格相応のモデルと言っていい。“自分だけ”のゲーミングPCを所有したいと考えるのであれば、このZEFT R59LAMはオススメの1台だ。