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【2024年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2024年12月31日 10時00分更新

文● ドリル北村

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4月
PC自作の新時代! 背面コネクターでケーブルを隠せるマザーボードが出現

 ASUSが、PCパーツの新シリーズ「Back-To-the-Future(BTF)」シリーズを26日に発売した。本シリーズは、PCパーツのケーブルコネクターを裏側に置くことで、表側から見えるケーブルを最低限にするというコンセプトの製品だ。

「Back-To-the-Future(BTF)」シリーズのマザーボードは、基板裏面にコネクター類を集約している。表面からはケーブルが見えない設計だ

 現在のPCケースではマザーボードの裏のスペースを仕切って裏配線することで、電源ユニットから伸びるケーブルを極力表側から見えないようにする設計が主流になっている。特に最近では、ガラスサイドパネルを採用してパーツを美しく見せるというトレンドもあり、いかに配線を美しくできるかは重要になっている。BTFシリーズは、そんな配線の世界に一石を投じるものと言える。

「Back-To-the-Future(BTF)」シリーズでPCを組むと、水冷のチューブ以外のケーブルがまったく見えないスッキリとした見た目になる

5月
Ryzen対応のASRock製小型ベア「DeskMini X600」が販売開始

 ASRockの小型ベアボーンキット「DeskMini X600」が発売された。AMD Ryzen 9000/8000/7000シリーズに対応したDeskMiniシリーズということで、ライトゲーマーや卓上に置ける小型PCを求める人にとって、待ちに待った新製品となった。

ASRockの小型ベアボーンキット「DeskMini X600」。価格は3万2800円

 チップセットにAMD X600を採用するMini-STX規格のマザーボードを搭載することで、サイズが155(W)×155(D)×80(H)mmと非常にコンパクト。対応CPUはTDP 65WまでのAMD Ryzen 8000/7000シリーズで、製品には高さ45mmの専用設計となるトップフロー型CPUクーラーが付属している。

6月
ユニークなPCケースが多数登場

 Fractal Designから、あたかもスピーカーのような外観のミニタワー型Mini-ITX対応ケース「Mood」シリーズが発売された。縦に長い構造により、2スロット厚で最大325mmのビデオカード(PCIe 4.0対応ライザーケーブル付属)と最大280mmの水冷ラジエーターに対応。コンパクトながら高性能なPCを組める。

スピーカーのような外観のミニタワー型PCケース「Mood」。価格は3万5800円。リビングなどの生活空間にも溶け込み、モダンなインテリアにもマッチする

 Antecからは、ガラス面の柱を抜いたピラーレスデザインのMicro ATX対応ミドルタワーPCケース「CX500M RGB」シリーズが発売された。価格は9980円。ピラーレスで1万円切り、しかもホワイトモデルもラインナップすることから話題となった。

9980円と格安なピラーレスPCケース「CX500M RGB」シリーズ。標準で3基の120mm fixed mode RGBファンを搭載している

 Lian Liからは、フロントに大型ビデオカードを搭載できるPCケース「SUP-01」シリーズが発売された。価格は2万6980円。フロントの第1チャンバーにビデオカードをマウントし、前面のメッシュパネルから新鮮な外気を取り込む構造だ。ビデオカードを冷却したいユーザーから熱い視線が注がれていた。

フロントに大型ビデオカードを縦に搭載できるPCケース「SUP-01」シリーズ。価格は2万6980円

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