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ネットワンシステムズが沖縄県多良間村で有効性を確認

言われてみれば…離島でのガバクラ接続に“回線”の課題 「閉域SIM」で実証実験

2024年12月26日 17時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 ネットワンシステムズは、創和ビジネス・マシンズと協業して、沖縄県多良間村のガバメントクラウド接続における「閉域SIM回線」を利用した実証実験を実施した。

多良間村役場

 全国の市町村が、2025年度末までを目標として、ガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行対応を迫られている。ガバメントクラウド活用には「閉域性が確保されたアクセス回線」が必要となり、一般的には通信事業者の専用線が利用される。

 しかし、事業者の専門線は提供場所が限られ、その距離が長いほど利用料金が高くなってしまう。さらに、離島や山間地域では回線の調達そのものが難しく、災害対策のための冗長化もできないという課題を抱えていた。

 そこで、ネットワンシステムズは2024年9月、多良間村役場から閉域SIM回線を経由して、疑似ガバメントクラウド環境にある総合行政情報システムへ接続する実証実験を実施した。疑似ガバメントクラウド環境は、創和ビジネス・マシンズが提供した。

実証実験構成概要

 実証実験の結果は、閉域SIM回線を介して正常に総合行政情報システムへの接続ができ、行政業務に求められる有線回線と同等の品質(遅延時間)および冗長性が確保できることが確認されたという。

 ネットワンシステムズでは、閉域SIM回線を活用するメリットとして、専用線と比べて安価なキャリア回線を選択できる点や、災害時にも移動先で閉域接続ができレジリエンス(回復力)が高い点、無線回線のため現地でのケーブル敷設作業が不要な点などを挙げている。

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