FFXIVやストリートファイター6、Apex Legendsで性能をチェック
30万円台でRTX 4070 Ti SUPER、今旬な構成のBTOPCの実力は如何に?
2024年12月25日 11時00分更新
ユニットコムが展開するLEVEL∞ブランドの「LEVEL-M77M-147F-UT5X」は、インテル「Core i7-14700F」とNVIDIA「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」を搭載するミニタワーゲーミングパソコンだ。メモリーは32GB(16GB×2、DDR5-4800)、ストレージは1TB SSD(NVMe M.2)を備えている。ただ、このモデルは現在品切れとなっており、CPU、GPU、メモリー、ストレージが同じ構成で型番違いの「LEVEL-M77M-147F-UT1XM」が販売されている。価格は30万8999円。
前回はLEVEL-M77M-147F-UT5Xの外観・使用感を中心に取り上げたが、今回は本モデルで軽量級ゲームをプレイした際のフレームレート計測結果をお届けする。本モデルのゲーム性能が気になっている方は、本記事を最後まで読んでみてほしい。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-14700F(最大5.4GHz)、20コア/28スレッド |
グラフィックス | GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X |
メモリー | 32GB(16GB×2、DDR5-4800 DIMM) |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe対応、PCIe 4.0) |
チップセット | インテル B760 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース(前面) | USB 3.0×2、ヘッドセット端子 |
インターフェース(背面) | USB 3.2 Type-C、USB 3.0×2、USB 2.0×2、アナログ6chサウンド、有線LAN端子、HDMI、DisplayPort×3 |
電源 | 750W 80PLUS BRONZE認証 |
サイズ | およそ幅206×奥行432×高さ411mm |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
人気のある「FFXIV」「Apex Legends」「スト6」をチェック
検証にあたり、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」「ストリートファイター6 ベンチマーク」「Apex Legends」をチョイス。国民的知名度を誇るMMORPGのほか、ストリーマーの配信やeスポーツ大会などで流行しているFPSと格闘ゲームをピックアップしてみた。
LEVEL-M77M-147F-UT5Xは、第14世代のCore i7とRTX 4070 Ti SUPERを搭載するミドルハイクラスのモデルだ。ピックアップした3本は比較的軽めのタイトルなので、高画質&高フレームレートは期待できるだろう。
とはいえ、どれぐらいの実力を発揮できるか気になるところ。各ゲームタイトルのフレームレート計測結果を見ていこう。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーの計測については、公式が無料で配布しているベンチマークソフトを使用した。
今回は「高品質(デスクトップPC)」と「フルスクリーン」に設定したうえで、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1400ドット)、4K(3840×2160ドット)の3パターンでテスト。その結果は以下のとおりとなる。
検証したところ、フルHDとWQHDは「非常に快適」、4Kは「とても快適」となった。フレームレートの推移については、フルHDの平均フレームレートは206fps、WQHDの平均フレームレートは174fps、4Kの平均フレームレートは102fps。フルHD~WQHDに強いRTX 4070 Ti SUPERの実力が反映されているが、4Kでも100fps以上で遊べることがわかった。高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせれば、より美しく、より滑らかなMMORPG体験が味わえるだろう。
ストリートファイター6は、バトルハブとワールドツアーは120fps、対戦モードは60fpsが上限となっている。そのため、対戦中に60fpsを維持できるかどうかが重要となるわけだ。
本作のベンチマークソフトにて、グラフィックを高設定にした状態でフルHD・WQHD・4Kのフレームレートをそれぞれ計測してみた。なお、フレームレート上限は120、Vsyncはオフにしている。
上記の結果を見ると、フルHD・WQHD・4Kは60fps/120fpsにほぼ張り付く形となっていた。「文句なし」の一言がふさわしい。LEVEL-M77M-147F-UT5Xの場合、最高設定の状態でも快適に遊べそうだ。
最後は、国内で高い人気を得ているエレクトロニック・アーツのバトルロイヤルシューター「Apex Legends」。デフォルトのフレームレートは144fpsが上限だが、検証ではコマンドラインを使ってfps上限を開放している。
検証については、「射撃訓練場」を3分間歩いたときのフレームレートを計測。テクスチャフィルタリングの割り当てを最高の「極(8GB)」にし、フルHD・WQHD・4Kでテストを行なった。フレームレート計測ソフト「CapframeX」で計測した結果は、以下のとおりとなる。
各パターンを計測した結果、フルHDとWQHDは平均200fps以上、4Kは平均170fps以上となった。3ケタのフレームレートを維持しているのは正直驚きだ。FPSタイトルはフレームレートの高さが重要になるので、本モデルのついでに120Hz以上のゲーミングディスプレーを購入してみてはいかがだろうか。
最高設定でも高フレームレートで遊べる!
知名度の高いFFXIVやストリートファイター6、Apex Legendsを検証したところ、最高設定でも高フレームレートで遊べることが判明した。LEVEL-M77M-147F-UT5Xは30万円台と高めではあるが、高画質&高フレームレートを追求したいのであれば購入の余地は十分あるといっていいだろう。
今回は軽量級のゲームタイトルをピックアップしてみたが、次回は重量級のゲームタイトルを使ってフレームレート計測を行なっていく。