このページの本文へ

ポタフェス2024冬 秋葉原 第3回

ポタフェス2024冬 秋葉原で見つけた気になる製品、参考出品

2024年12月15日 09時46分更新

文● HK 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Astell & KernとUltrasoneがコラボ!

 様々なヘッドホンブランドとコラボしているAstell & Kernだが、ついにUltrasoneとのコラボモデルが実現することになった。目玉製品として展示されていた「VIRTUOSO」は世界初出展。国内価格や発売時期は未定。

VIRTUOSO

VIRTUOSO

 ULTRASONEのモニターヘッドホンでは最上位の「Signature MASTER MkII」がベース。ドライバーはチタンメッキマイラー素材を使用した40mmで、自然な音の広がりを再現する「S-Logic 3」や「DDF(Double Deflector Fin)」を装備。一方で、ハウジングは金属製(アルミニウム製)で、Astell & Kernらしい立体的な幾何学文様があしらわれている。音も聞けたが、モニターライクなSIgnature MASTER MkIIに対して、低域がしっかりしたリスニング寄りのサウンドとなっており、期待できそうだ。

VIRTUOSO

特徴あるハウジング部分

VIRTUOSO

リケーブルは片出しタイプ、ネジでしっかり本体に固定できる4.4mmのバランス端子だった

 ULTRASONEはこれ以外にもモニターヘッドホンのエントリー「Signature PURE」のホワイト版や 密閉型モニターヘッドホン「Signature FUSION」の開放型版となる「Signature FUSION Open Back」などを参考出品。Signature PURE WHITEはバランス駆動にも対応。イヤーパッドなどがPUREとは異なるため、音の雰囲気も異なる。全体に軽やかなサウンドで、50mmドライバーということもあり、低域が深い。また、イヤーパッドで確保される空間はホワイトの方が小さ口なるため、その分距離感が近くなる傾向があった。

Signature PURE

Signature PURE WHITE

Signature PURE

Signature PURE

 Signature FUSION Openbuckはバランスが非常にいいヘッドホン。音の抜けがよく非常に自然だ。新開発の45mmチタンプレイテッドドライバーの使用は共通だが、それ以外のアコースティックの作りは別物となるため、異なるアプローチのヘッドホンと捉えてもいいかもしれない。

Signature FUSION Openbuck

右側がSignature FUSION Openbuck。ハウジングにスリッドが開いているのがわかる。

10周年を記念した金箔ヘッドホン

 TAGO STUDIO TAKASAKIは、10周年記念モデルで金沢箔を施した限定ヘッドフォン「T3-01 ANV」を展示。ポタフェスに合わせて突如発表された製品。フラッグシップヘッドフォン「T3-01」がベースで、ケーブルはBrise Audioの特注品。桐匠 根津による専用桐箱、中村染工場によるオリジナル手ぬぐいなどが付属して、価格は19万8000円。12月26日まで先行予約を受付中。

T3-01 ANV

TAGO STUDIO TAKASAKIのT3-01 ANV

T3-01 ANV

桐箱

T3-01 ANV

手ぬぐい

GRADOからは久しぶりの開放型ヘッドホン

 完全開放型で有名な米国GRADOから、久しぶりの新製品が登場。「GRADO Signature HP100 SE」は39万6000円で、12月19日発売。

GRADO Signature HP100 SE

GRADO Signature HP100 SE

   52mmのダイナミック型ドライバーは新設計。レアアース合金を使用した強力な高磁束磁気回路、軽量銅メッキアルミニウム製のボイスコイルに加え、新しいペーパー・コンポジット・コーンを採用。デザイン的には従来機種を踏襲しつつ、丁寧に削り出したアルミニウムパーツを用いたモダンなデザインにもなっている。新たにケーブル着脱(4ピンのミニXLR)が可能になった点もポイント。修理がしやすくなり、かつ将来的に登場するバランス駆動用ケーブルへの変更など音質カスタマイズも可能になっているそうだ。イヤーパッドは、同社のハイエンドヘッドフォンと同様の大型タイプ(Ear Pad G、他にEar Pad Fも付属)。 周波数特性は3.5Hz〜51.5kHzで、感度は117dB、インピーダンス:38Ω。重量は約620g(ケーブル含む)。

GRADO Signature HP100 SE

完全開放型で、リケーブルにも対応

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン