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サブミニ管を使用する真空管ポータブルアンプキット「Stick Submini」

2024年12月12日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集●ASCII

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 サブミニチュア管を使用したポータブルアンプの工作キット「Stick Submini」が千石電商 秋葉原本店に入荷。じんそん氏が手がけた同人ハードウェアで、5500円で販売されている。

サブミニ管を使用したポタアンを自作できる、中上級者向けの工作キットが販売中。ショップ作例のケースに使われているのは、独自製作の非売品だ

 超小型サイズの真空管であるサブミニチュア管(サブミニ管)を使用するポータブルアンプの工作キット。ポータブルアンプだけでなくBluetooth DACとしても使用可能で、物理スイッチでBluetooth機能をON/OFFできる珍しい仕様になっている。

 サブミニチュア管は5676や1AD4に対応し、1.25V管であれば大抵使用可能とのこと。B電圧は23V駆動。フローティング構造により、マイクロフォニックノイズの発生を抑えている。また、コンフィグ書き換えで細かい動作設定が可能という。

ポタアンとBluetooth DACのどちらでも使用可能。フロントに備えるスイッチでBluetooth機能を切り替える仕様だ

真空管を始め多数の追加パーツを購入して組み立てる。工作難易度は高めで、かなり面倒な作業が必要なようだ

 製品には基板一式のほか、3Dプリントケース、TDA1387 DAC、一部のネジ・スペーサーが同梱。真空管をはじめその他の必要部品を追加で購入し、はんだ工作で組み立てる必要がある。また、Bluetoothモジュールは技適取得済みの「BM83SM1」を使用し、コーデックはSBC/AACに対応する。

 なお、ショップによれば「組み立てるにはある程度のはんだ工作技術のほか、忍耐が必要」とのことで、中上級者向けのキットとなっている。

【取材協力】

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