マルチディスプレイ環境を作ってさらに作業効率アップ! HDMI、DisplayPort、Thunderbolt 4に液晶ディスプレイを接続
ここまで、「IdeaCentre Mini Gen 8」の特徴や、一緒に使うと便利なディスプレイなどを説明してきたが、ここからは実際にさまざまなシーンで使って魅力を感じたポイントや、パソコンとしての実力を詳しく紹介していこう。
「IdeaCentre Mini Gen 8」を使い始めてまず感じた魅力が、コンパクトな筐体にもかかわらず充実したインターフェースが搭載されている点だ。本体前面には電源ボタンとUSB 3.2 Gen2 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-C、マイク入力/ヘッドホン出力コンボ端子があり、本体背面にはLAN、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、USB 2.0、Thunderbolt 4、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4b端子が搭載されている。
アクセスしやすい前面に使用頻度の高い端子が用意されているのは便利だ。たとえばスマートフォンをつないでデータのやり取りや充電したい場合、わざわざ本体背面に手を伸ばさなくてもスマートにケーブルをつなげられる。USBメモリーを一時的につないでデータをコピーしたいときもスムーズだ。ちょっとしたことだが、余計なひと手間をかける必要がないため業務に集中し続けやすい。
「IdeaCentre Mini Gen 8」の背面は、Thunderbolt 4やUSB3.2 Gen2などの転送速度が高速な端子が複数用意されている。外付けSSDをつないでストレージ容量を拡張したり、大切なデータをバックアップしたりするのも簡単に実現できる。
また、背面の各端子は一定の間隔を空けて横一列に並べられているため、コネクター部分が大きなケーブルでも干渉しにくいうえに、抜き差しするときも間違えにくい。実は、初めて小型パソコンを買う人に気を付けてほしい点が、端子同士の間隔だ。一般的な小型パソコンの中には、サイズを小さくするため端子同士の間隔が狭くケーブルを抜き差ししにくいものがあるため、ケーブルを抜き差しする度にパソコンの背面が見えるように取り出すハメになりかねない。「IdeaCentre Mini Gen 8」はそんな苦労をしなくて済むよう配慮されているのだ。
3系統の映像出力端子でマルチディスプレイ環境を手軽に構築可能
先にも少し触れた通り、映像出力端子がThunderbolt 4、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4bの3系統も用意されているのも嬉しいメリットだ。ディスプレイ側の入力端子に合わせて選びやすいし、複数のディスプレイをつないでマルチディスプレイ環境にするのも容易だ。
たとえば、HDMI端子にメインディスプレイをつなぎ、Thunderbolt 4端子にUSB Type-C接続のモバイルディスプレイをつなげば、省スペースなマルチディスプレイ環境を手軽に構築できる。メインディスプレイに業務で使うアプリを、サブディスプレイにメールやSNSなどを表示しておけば、同僚や友人とコミュニケーションを取りながら仕事したい場合も効率的。画像・動画編集アプリなら、メインにプレビュー画面を大きく表示し、サブに操作パネルなどをまとめておけば、編集作業がよりスムーズになる。
設置スペースは必要だが、最大3台のディスプレイをつないで3画面で使うことも可能。その際、先ほど紹介した「L27h-4A」のようなピボット機能を持つディスプレイを導入して一部を縦画面にして使うと、より使い方の幅も広げられるだろう。
デスクからケーブルを一掃! Bluetooth 5.2、Wi-Fi 6に注目
パソコンにつながるケーブルを減らして、デスク上をスッキリさせたい人は、「IdeaCentre Mini Gen 8」がワイヤレスタイプのキーボードやマウスなどのBluetooth対応機器を接続して使える点に注目だ。Bluetooth 5.2に標準で対応しているため、接続手順などでまごつくことなく手軽につなげられる。ヘッドセットやスピーカーなどもワイヤレスにしてしまえば、ケーブルの取り回しがグッと楽になる。
また無線ネットワーク機能は、高速で遅延が少ないWi-Fi 6に対応しているため、ケーブルレスでもストレスなく大容量データのやり取りやビデオ通話などを楽しめる。ルーターから離れた場所にパソコンを置きたい場合もこれなら安心だ。