「魔滅戦争」「大切な何かを失う」と冒頭から不穏さを匂わせる

「インフィニティニキ」テキストが不穏で油断ならない ゆるふわ系RPGじゃないんですか!?

2024年12月06日 19時00分更新

文● Zenon/ASCII

相棒をカゴに乗せて楽しくサイクリングするゲームです!(間違ってはいない)
※画像はPS5にて撮影したもの

 Infold Gamesが12月5日にリリースした、iOS/Android/PlayStation 5/PC(Epic Games Store)向けオープンワールドRPG「インフィニティニキ」。美しいビジュアルと基本プレイ無料という取っつきやすさで、いま話題となっているゲームだ。

 「ニキ」シリーズとしては第5作目にあたり、2016年リリースの「ミラクルニキ」、2021年リリースの「シャイニングニキ」とどちらもスマートフォン向けに配信中。今作はPS5/PC向けにも配信され、UE5(アンリアルエンジン5)によるオープンワールドとして制作された。

 プラットフォームの間口が広がったおかげか、これまで「ニキ」シリーズに触れてこなかったユーザー層へのアピールにも成功。ゲーム実況者をはじめ多くの新規プレイヤーが続々と本作を開始し、盛り上がりを見せている。

 だがそこで、新規ならではの驚きと戸惑いが生まれている。公式サイトのうたい文句は「無限に広がる優しい世界を旅しよう 心ときめく癒しのオープンワールドRPG」となっており、「あぁ、可愛い女の子を着せ替えしながら、美しい世界をお散歩するゆるふわ系ゲームなんだな」と考えていると、ちょっと温度差で風邪をひくかもしれない。

ゲーム開始時のチュートリアル。「エルデンリング」などをほうふつとさせる寂しげな廃墟から始まったんだが?

あ、戦闘があるんですね。「邪魔モン」とかいう大変わかりやすいネーミングのわりにメチャクチャ邪悪そう

鎖に繋がれた女神様が登場。「神々の寂滅」というワードが赤字で強調されていますが、新規なのでわかりません!

インフィニティハートというチカラを授かりました。なんか「代償に大切な何かを失う」とか後出しで言われました!

 また、異世界「マーベル大陸」に到着すると、読める本などが置いてある。全部は読めないものの、「魔滅戦争」とか世界の存亡にかかわりそうなワードがあって「おやおや……?」と先行きが不穏な感じに。

世界観の設定はこうした書物を読み解くことで補完していく模様。こういったフレーバーテキストが好きな人にはたまらないだろう

ストーリーを進めると、とある事件を追うことになるニキたち。集団失踪事件とかあったそうな

 全体的な雰囲気は間違いなくゆるふわ系。ゲーム性としては探索と謎解きがメインのアドベンチャー系。しかしストーリーだけはシリアスで、雰囲気とマッチしないワードがチラ見えしていて、新規視点としてはやや困惑しながらゲームを進めることに。

 X(Twitter)でシリーズ経験者らしき人が語っているのを見たのだが、どうも従来の作品のストーリーも「激重」な設定だったらしく、この先を見届ける覚悟を問われている気がする。

 新作で新規ユーザーが多数入ってきた「ニキ」シリーズ最新作。これを機に爆発的な人気作となるのか、注目していきたい。

フォトモードも充実の本作!ゆる~く楽しむこともできるのでぜひ触ってみよう

 

【ゲーム情報】

タイトル:インフィニティニキ
ジャンル:着せ替えオープンワールドRPG
配信:Infold Games
プラットフォーム:iOS/Android/PlayStation 5/PC(Epic Games Store)
配信日:配信中(2024年12月5日)
価格:基本プレイ無料
IARC:12+(12歳以上対象)

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