このページの本文へ

シスコの「AI成熟度調査2024年版」より

日本企業はまだまだAIに迷走中 4割がIT予算の多くを割くも成果はいまいち?

2024年11月28日 16時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 シスコシステムズ(シスコ)は、2024年11月25日、日本を含むアジア太平洋地域(APJC)における“企業のAI成熟度”を調査した「Cisco 2024 AI Readiness Index(シスコ2024年AI成熟度指標)」を公開した。

 調査では、AI技術の導入・活用に完全に備えている「先行者」に分類された日本企業の割合は、昨年の6%から4%に低下した(APJC平均は15%)。先行者とは、「戦略」「インフラストラクチャ」「データ」「ガバナンス」「人材」「文化」の6つの領域で、企業の成熟度を評価した際の、最もスコアが高いグループを指している。

日本とAPJC全体のAI成熟度の違い

 また、日本企業の95%が「昨年に比べてAI導入の緊急性が増している」と感じており、41%が「IT予算の10~30%をAI導入に充てている」という。AI投資は、「サイバーセキュリティ(32%)」「データ管理(25%)」「IT インフラストラクチャ(24%)」の3つの領域に集中していた。

 日本を含むAPJC全体で、AIへの投資が増えている一方で、期待通りの結果を得られていない企業も多いという。APJCにおいて約40%の企業が、プロセスや業務の拡充、支援、自動化において、AI投資をしても「まったく成果がない」「期待どおりの成果が得られていない」と回答している。

 さらに日本企業の約半数(51%)が、AI戦略を早急に整備する必要があるとして、「今後1年以内に適切な対応ができなければ悪影響が生じる可能性がある」と感じているという。

  

 本調査は、日本を含むアジア太平洋地域の14市場における、従業員500名以上の組織に属するAIを担当するビジネスリーダー3660名を対象に実施された。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  2. 2位

    sponsored

    AIインフラ市場“一強体制”を崩せるか AMDが「Helios」で体現するオープン戦略とフィジカルAIのラストマイル

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の約半数が「AIの進化で転職を意識」/これから起きるのは「SaaSの死ではなく変容」/バックアップ市場は堅調に成長、ほか

  4. 4位

    デジタル

    買い切り型クラウド「pCloud」がDX総合EXPOへ CEO来日で日本展開を加速

  5. 5位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  6. 6位

    デジタル

    kintone MCP Server とは?現在提供されている3つの選択肢をフラットに比較

  7. 7位

    データセンター

    IOWNによるGPU分散インフラ「GPU over APN」実証環境を開放 NTTドコビジが全国8拠点をつなぎ提供

  8. 8位

    sponsored

    「IT機器が高すぎる」「熟練メンバー不在で分からない」… 情シスさんの“現場の悩み”をエンジニア3人に聞いてみた

  9. 9位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

  10. 10位

    Team Leaders

    AIエージェントが顧客対応から“恋愛相談”まで マッチングアプリwithのCSを変えたチャネルトーク

集計期間:
2026年07月13日~2026年07月19日
  • 角川アスキー総合研究所