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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第28回

キヤノンの「SELPHY QX20」

写真は「紙で残す」からエモい、スマホ全盛のいまだから推したい製品!

2024年11月27日 19時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou) 編集● ASCII

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「SELPHY QX20」が解決する課題とおすすめのユーザー

データは消える、物理的に交換するエモさを感じたい人にも

 SELPHY QX20は、スマホの画像をとにかく簡単に印刷できるミニフォトプリンターです。機能は大変わかりやすく、誰でもイメージできると思います。

 活躍するシーンはまずパーティーなど人が集まる場所での写真共有です。手のひらに乗るかわいい写真をプリントできるだけでなく、すべての用紙が裏面シールになっているので、「プリクラ」や「デコレーション用のシールプリンター」として活用できます。

 愛用のカメラ、スマホ、ノートPCなどに貼れば楽しいですし、デコレーションやステッカー作成などでも活用できると思います。

カード型もスクエアもシールなので、活用範囲は広い

 従来モデル「QX10」と比べた場合、正方形のスクエアフォーマットに加えて、カードサイズのプリントができるようになった点も嬉しい進化ポイントとなっています。用紙サイズ以外にも、左右と上部の「フチなし」印刷ができるようになったり、端子がMini-USBからUSB Type-Cになり、充電時間が120分から80分に短縮されたりしています。

唯一の端子はQX10のミニUSBからType-Cになった

 最初に述べたように、この製品のポイントは物理的に撮影した写真が残ること。また、LINEやAirDropなどでデータをそのまま共有するのではなく、手渡しで思い出を共有できるという点にあると思います。

 カメラ撮影に慣れたスマホ世代にとっては、紙に焼いて写真が残る体験自体がレトロで新しいものに感じられるかもしれません。

 スマホの使い方に慣れていないご家族に写真を手渡ししたい人はもちろんですが、撮った写真を物理的に交換するエモさを感じたいという人にも適していると思います。

カラーインクは本体右のフタを開けて挿入します。

用紙は本体を裏返して、フタを開けてセットします。

カラーインク・ラベルセットには、中央のインクと、左右の各サイズ用紙が入っています。

スクエアとカード型が両方プリントできるのはとても便利です。

 なお、スクエアのほうは用紙サイズが85×72mmで、プリント範囲は72mm角の正方形。用紙20枚とインク20枚分のセット(XS-20L)は直販価格が1800円なので、1枚当たりピタリ90円。

左が従来からあるスクエア用紙セット、中央がカード型の20枚入り、右がお得な60枚入り用紙

 カードサイズのほうは、用紙が85×54mmで、印刷範囲は72×54mm。セットは2種類で、20枚入りのXC-20Lが1540円、60枚入りのXC-60Lが4180円だから、それぞれ1枚当たりは77円と70円になる。どちらのサイズでも、それほど緊張せずにプリントを楽しめるお値段と言えます。

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